コバルト文庫<br> 砂の覇王〈1〉―流血女神伝

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コバルト文庫
砂の覇王〈1〉―流血女神伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 196p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086146920
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

カリエがエディアルドとともにカデーレの森から脱出して半月が経った。薄暮のなか、その日の目的地の途中にある村に辿り着いた頃、エディアルドの高熱に気がついたカリエ。二人は、宿をその村で求めようとしたが、訪ねる家々で冷たく断られてしまう。途方に暮れるカリエ。そこに一人の男が現れ、自分の家に来てもいいと言う。しかし一夜を過ごすことになったその家には、恐ろしい罠があった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりもん

28
角川文庫で続きが出ない雰囲気だったのでこちらを古本巡りでゲット。 カリエの人生の波瀾万丈に驚き!皇子の身代わりが終わったと思ったらこんどは奴隷だなんて!エディアルドなんて毒にあたってふらふら状態で共に売られてしまったし。ただ売られた先が同じなのが唯一の救いかな。2012/07/24

baboocon

25
「帝国の娘」に次ぐ流血女神伝シリーズ第2弾。アルゼウスの死を受けてカデーレを脱出したカリエとエディアルドだが、ユリ・スカナ王国へ向かう途中の村で騙されて奴隷商人に捕まる。皇子様の身代わりから奴隷へと運命の振り幅がパねえっす。それなのに腹括って毅然とした態度で奴隷市に臨むカリエの強さがすごい。そして止むを得ない事情とはいえカリエを騙した挙句に結局奴隷商人に売られたサジェはエドとカリエを逆恨み。次巻以降が気になってしょうがない展開!2012/01/31

茅瀬

21
リメイク版『帝国の娘』から続きを待てずに追いかけちゃいました。相変わらずの骨太ストーリーと主役の元気っぷりにホックホク。ただ・・・イラストが・・・!!特にサルベーン。どうした。なんでそんなマジメそうになった・・・勝手に妖艶なの想像してたのに、滲み出る清潔感みたいなビジュアルに衝撃。でも他の人は比較的イメージ通りでした。カリエ似の儚げで理知的なアル像は想像できませんが・・・。続きが楽しみー!2012/04/27

p.p.

18
エディアルドが倒れ、一夜の宿を求めた家族に騙されカリエは奴隷として売り飛ばされてしまう。途中で逃げ出すかエドが助けてくれるかと思いきや、本当に売られてしまうのだった。こういう展開の極端さが自分の想像力を凌駕してて、悔しくもスカッとして楽しいやら嬉しいやら。どんな境遇に落とされてもめげず、自己憐憫の殻にこもらずに立ち直るカリエの強さが羨ましい。2012/05/24

秋桜

15
角川では続きが出てないので,コバルト文庫に移行です!! いやぁ〜,面白い! これからは女の闘いかな? 剣を振り回す,血生臭くて男くさいのが好きな私としては,ちょっと苦手な展開かも。新たな人生を歩みだした登場人物たち。みんな強いです。負けてません。生きるって,こんなに力強いものなんですね。平和ボケした私は,本当に生きているのでしょうか。しかれたレールの上を歩いてるだけかもしれません。2012/05/17

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