内容説明
祭りが続くレフーラ市街。王宮に潜入しているスマート(♀)が、新月の夜の儀式のことをジャネカから訊き出そうとしている頃、ユーナーンがオリヴィアの離宮を訪れていた。ユーナーンは、冷たい表情で、どうしてダイヤとオリヴィアをとらえているか語り出す―。一方、レフーラに到着したアラン王子とグーナーは、さっそくヴァデラッヅたちと合流するが…。レフーラ編クライマックスへ突入。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツ04号
16
(25-27/7/2019)シリーズ10冊目。レフーラ編4冊目。オニキスの遠慮ない啖呵がサリタには兎も角、こちらの気持ちも抉って来るので読んでいて辛かったです。オロオロするジエールが可愛い。アランとグーナーは癒し。ヴァデラッヅからの子供たちの報告に泣くほど安堵するダイヤの気持ちが痛いほど分かる。このシリーズ読み始めた最初とは程遠いシリアスな話になって来てちょっと戸惑って来てるんですけど、この話はどうやって終わるんでしょうか…【2019-27】2019/07/27
マッピー
15
もう全然登場人物の名前がわからない。メインの人物ならまあわかるけど、準レギュラークラスになると一瞬「誰だっけ?」ってなって、レフーラ編から登場の人に至っては「誰それ?」ってなる。脳の活性化にはいいのかもしれないけれど、この私の努力に比して、ストーリーの進まなさよ。理性は「もうリタイアしろよ」って言うんだけれど、感情が「せっかくここまで頑張ったのにもったいない」って言うの。次の巻までには心を決めなければ…。2022/02/28
ムーン
4
サリタがジオを想う場面が切ない。ジオは本当に大切な友達なんだなぁ。アラン王子は天然人たらし。サリタにこれから起こることが不穏そうで先を読むのが怖くもあり、気になるから楽しみでもある。2016/01/28
naota
4
先が気になって気になって1時間以上も読み続けて、肩こりが。。。アラン王子とグーナー、すごく久しぶりな登場だ。ヴァデラッヅをグーナーの妻への土産にしたいって笑ってしまった。後はオニキスとサリタが心が痛くなる……2012/08/03
なお
4
いよいよレフーラ編最終章が始まった。 結末は解ってるけど、やっぱり皆が幸せで笑っていて欲しいと願ってしまう。 ジエールは段々人間臭くなっていくのに、タロットワークが段々人間という枠組みから外れていくのが読んでいて辛い。2011/06/06