内容説明
ララベス王妃の挑戦状に応えて王妃のネックレスを奪うため、ブラック・キャットの三人は王妃が出席する厳戒警備中のチャリティ・コンサート会場に、難なく潜入。三人は予定の作戦通りに行動し、明拓により場内のすべての照明が消された。悲鳴や叫び声が飛びかう混乱の闇の中、あっという間に、ララベス妃のネックレスは奪われていた…。他に、『星へ行く船』番外編『αだより』を併録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
16
今だとシスターフッドという繋がりになるんだろうなあ千秋とキャット。2004/07/10
はなん
15
収録されている2作品ともに、「祈り」の物語だな、と思う。キャスリングへの印象はとてもあっさり、は過去の感想と変わらないんだけれど、キャットの、ララベス妃の、明拓ちゃんの、そして千秋のそれぞれの想い。そこを、今回は強く感じる。そして「αだより」あゆみちゃんの祈りの物語。大笑いできるし確かに内容はないよーかもしれないけど、でもね。ラストの部分が毎回とても好き、です。で。あとがきにあった、今後書く予定なのは太一郎さんの…という一文。いま執筆してるのはこれ、ですか?これ、ですよね?これで、あって、ほしいなぁ(祈)2014/03/26
はなん
13
なんだか「αだより」をどうしても読みたくなって。あゆみちゃんが書く祈りの手紙。すっかり惑星αの娯楽と化した太一郎さんとの結婚式前夜。原稿用紙にして100枚ほどのその物語に、いろんな物が詰まっているな、と思う。そして変わらず願う。いつかまた、やっかい事よろず引き受け業に戻れますように、と。火星に、地球に、帰れますように、と。何十回読んでも。2014/10/30
hamham
10
「αだより」キター!甘ぁい!スーパーニヤニヤタイム!ごめんなさいブラック・キャット、私にとって「α」の方が本編です…。改めてあゆみに告白する太一郎ににやっとする。再婚なのに初々しいのう。αについてからの「あなた莫迦ですか?」のやりとりにムカッとしたが、外国にいった日本人ってこんな風に見られてるのかもなぁ…自信がない無能って。ケンソンが通用するのは日本だけか。ファンタジーなのに国際社会での立ち回り方を教えられた気分。山崎ひろふみは巻を追うごとに好きになっていってます。挿絵でのイケメンの力と人の良さで。2014/09/09
おはなし会 芽ぶっく
9
蔵書 小学生に星へ行く船シリーズを紹介したら、懐かしくて読み返しました。上下巻。2020/10/18