内容説明
女王の谷―吐蕃の東方にあり、王ではなく女王が統治をする小国。その谷の女王で暴君だったカウラが、突然謎の死を遂げる。リジムの代わりに新女王の即位式に出るため、翠蘭は幼なじみで護衛官の尉遅慧を伴って谷へと向かう。しかし後継者の神託を受けたラトナは翠蘭にこっそりと「女王にはなりたくない」と打ち明けて。各々の秘められた想いと欲望渦巻く谷で翠蘭は。加速する歴史ロマン。
著者等紹介
毛利志生子[モウリシウコ]
11月7日生まれ。広島県在住。龍谷大学文学部卒業後、生花の専門学校、トリマー専門学校を卒業。『カナリア・ファイル 金蚕蠱』で’97年度ロマン大賞を受賞
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感想・レビュー
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Yoko
9
ぐんぐんわくわく読んでます。新年度しばらく仕事も忙しいのでこんな感じで現実逃避ww翠蘭は痛い思いばかりしてますがリジムの役に立とうという気持ちが清々しい。慧の立場が切ないね。いざとなると女の方が思い切れる、そんな感じ。2017/04/03
みとと50
9
カウラがあんなんだったから、もうちょっと世の中に粘るかと思いきやあっさり退場。王様イライラしてるしなんなの??あれこれ物事をひっかきまわしてめんどくさい人って、やっぱり面倒くさいトラブルばっかり引き起こす。知性が足らないのか?一言が足りないのか、肝が座ってないのか?イライラした。翠蘭はよっぽど男らしいしリジムとお似合い。ケイはふられんぼ。2015/06/02
ミカ
6
今回の舞台は吐蕃ではなくスムパ。相変わらず翠蘭の凛々しさとかっこよさがはんぱない。新年のくだりのあたりが好き。2012/06/15
ゆきこ
5
「風の王国」シリーズ3巻目。唐と吐蕃の間にあるスムパが今回の舞台です。最後の慧と翠蘭の二人のシーンが切なくて とても良かったです。2016/12/02
Natsumi
4
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