内容説明
家政婦・田原忍に出会って挨拶してしまい、やむなく髭を剃り落とした明拓とともに岸和田美術館に下見に現れた広瀬千秋。絵画を盗むべく侵入しようとしたら、そこには長期休暇を取った私服の刑事・山崎ひろふみがいた。互いのいちばん大切な人を守るため、メンバーとあのひとの命懸けの戦いが始まる―！！果してキャットたちの未来は？素子ワールド炸裂の感動の最新作、終幕へ。
著者等紹介
新井素子［アライモトコ］
昭和３５年８月８日、東京生まれ。立教大学文学部卒業。都立井草高校２年在学中に「第一回奇想天外新人賞」佳作入選。高校３年生の時、奇想天外社より『あたしの中の…』を上梓
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感想・レビュー
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はなん
13
あっちもこっちも大崩壊。それなのにラストはとてもきれいに収束して、登場人物それぞれのその先をこちら側が想像したくなる。こんなところもまた、新井素子先生の不思議なところでしょうか。今回思い出したのは、物語を読んでおなかが空いてしまうって、この作品でもあったんだなー、ってこと。素子せんせご自身がお料理上手だからなおさら。ほんと、キャットの作るご飯が食べたくなって困ります！(笑)2014/03/29
はなん
9
あ、そうか。こんな終わり方だったっけ！結局キャット以下主要登場人物はみんなかっこよくていい人。そんな中な山崎ひろふみ・・・。苦手なんです。この人。素子さんはお気に入りキャラみたいですがシリーズ中、許せない！って思うこと多々…。だけど太一郎さんの祖先ってことは伴侶がこれからできるんだよなあ、って思ったら、あ、そうですか。Ｕさんですか！ビックリするあたり私、本当にラストを覚えてなかったんだ。ちょっと満足しました。2010/09/29
た〜
8
ひろふみくんが壊れた。壊す役割なのに自分が壊れた。と、いうわけでめでたしめでたし。2013/08/02
しゅわ
8
千秋や明拓ちゃん、キャット、あの人…それぞれの思いがわかるぶん、いろいろ切ない展開です。それぞれがものすごい勢いでバラバラになってゆき…収拾がつくの！？というぶっ飛んだ展開でしたが、一応の大団円かな？ 山崎ひろふみ君、もうキミが主役でいいよ…という感じです。正直、彼は苦手なキャラだったんですが、ここまでスゴイともう諦めにも似た境地になってきました。テレポートのシーンは映像でみてみたい綺麗さだけど、それ以外のシーンはギャグにしかならないですね。 2012/11/25
む～とん♪
7
なんか完全に忘れてしまっていた最終刊ストーリー。どんなエンディングになっているのか・・・と思いつつ読んだのですが・・・こりゃ凄いなぁ・・・過去最高のドタバタ劇。しかもそこに山崎ひろふみが加わり・・・まさしくストーリー大破壊（笑）そして最後には山崎ひろふみも崩壊（笑）。こんな話だったんですねぇ・・・その後が気になるラストでしたが、これ以降はラブストーリー満載になりそうなので・・・新井さんには無理だろうなぁ・・・（笑）さあ、次は「星へ行く船」だ♪2013/08/02
