内容説明
孤児という過去がありながら、莫大な遺産の相続人となって四年以上。セリアは、フェアベリー・マナーの女主人にふさわしい人間になろうと決意していた。まずは園遊会を立派に開催してみせること。少しずつ実績を重ねて、周囲に認められて、そうしたら…。けれど執事のロドニーは、園遊会の提案に渋い顔。険悪な雰囲気がピークに達したとき、家出したという男爵家のご令嬢がおしかけてきて。
著者等紹介
竹岡葉月[タケオカハズキ]
1979年8月10日生まれ。大正大学文学部卒。大学在学中に『僕らに降る雨』で1999年度ノベル大賞佳作受賞
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感想・レビュー
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アイ
1
目指したものとは違うかもしれませんが、評判もよく、友人も出来たわけだから大成功ですね。 意中の相手とも少し距離が縮まったような? 2011/10/07
こんこん
1
いろいろあるのだけれど、本当、気持ちよく終わるのだよねえ。いいなあ。リーくんについては次に期待。2010/06/08
弓月紺
1
相変わらずセリアが猪突猛進。周りの人が本当に苦労してますよね・・・でも皆セリア想い。いい人たちだ。(⊃Д`)そして執事さんも自覚しましたがやっぱり色々擦れ違い・・・ああ悶える。ラストの園遊会は大団円でよかったです2009/08/19
永山祐介
1
今後リー君を、セリア・ロドニーの関係と絡めていこうと思っているのだとしたら、(後書きにあるように)やはり「ごめん、リー君」的内容でしたね(出番少ない)。2003/11/03
deltazulu
1
無理と思うようなことでも一直線に立ち向かうセリアと、彼女の思いに動かされる人たちの姿が素敵。伯母さんたちの手腕はさすがだ。ロドニーとは予想通りのすれ違いを見せてくれているけれど、彼はどこまで自分を抑えられるのかしら。2009/01/27