コバルト文庫<br> ちょー英雄

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コバルト文庫
ちょー英雄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086002028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

エデア・タロットワークの誤った術式によって、魔王は暴走を始めてしまった!支柱の破壊、世界の破滅のときが近づいていた…。混乱をきわめる、トードリア、ジールの両軍。絶望のあまり、宝珠は悔し涙を流す。だがオニキスに励まされ、彼女は立ち上る。最後まであきらめない、と決心したのだった。「あたしは行くよ」宝珠は、この状況を作った張本人クラスター王子に視線を向けるが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

14
魔王の暴走って、暴れながら走り回ったのかと思ったが、魔王から漏れ出る魔力が止められない状況ということだった。魔力が周囲に悪影響を与えるのを阻止するため、魔王も力をセーブしようとしているのだが、止めることができない。クラスターはついに自分の殻を破り、トードリアと停戦し、自国の兵に謝る。「ばけもの」を作っていたのは父や母の言葉による戒めや城の者たちの冷たい視線だった。壊したかったのは、自分を受け入れてくれない世界。それはもう壊れたのだ、クラスターの成長によって。実はクラスターの巻だったかも。2022/06/26

アカツ04号

12
読書リハビリ。シリーズ18冊目。魔王の暴走を抑えるスマート達と、魔族の英雄となった宝珠。人を統率する人間として大きく成長したクラスターや相変わらずかっこいいリブロと読んでいて色々揺さぶられた一冊だった。雪原の描写が凄まじく美しい。人に感動を想像させる文章が改めて凄い。最後の番外編の存在が本当にずるい。このシリーズ読み始めた頃はこんな物語になるとは思ってなかったなぁと切なくなった。大円団で終わって欲しい。(12/19-26)【2022-34】2022/12/26

yumi

4
あんなに装置解除や移動シーンでカッコイイ自信家なスマートがリオ・アース相手だと弟子っぽくて弱いのが可愛いかった。再読してて前より好きになった。番外が哀しい。ここにこんなの持ってくるのは卑怯というか泣けてくる。ホントにどうしてこうなったのか、サリタ戻ってきてと思ってしまう。2011/09/29

あおいたくと@灯れ松明の火

4
再読中。英雄って誰のことだろうとか思って読んでたけど納得。次巻への繋ぎの終盤、緊迫感ある雰囲気にぞくり。番外編というより場面転換したような感じの最後の何ページかは読んでて複雑な気持ちに。なんでこうなったんだろうとしか言えない話だよなぁ。2010/04/22

りん

2
処分のための再読。子どもたち編、戦争へ。クラスターとオニキスの殴り合い、クラスターの清々しい顔、呪文、そして最後の金色の雪原と黒い瞳。印象に残るシーンがたくさんありました。自分は自分であると考えて、その通りに責任を持って行動する人たち。ありがとうという言葉では物足りなくもどかしく感じるような行為をしてくれた人たち。心にしみる言葉だと思います。番外編のぜんぶもとどおりは胸にささりました。つらい過去があって、でもそれでは存在しないものもあって。そしていよいよクライマックスです。2015/12/26

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