コバルト文庫<br> 天気晴朗なれど波高し。

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コバルト文庫
天気晴朗なれど波高し。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086001977
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ルトヴィア帝国で代々海軍提督を輩出する名門ギアス家の三男として生まれたランゾット。一見ひ弱そうに見えながら頭脳明晰の彼は小説家志望だったが、海軍への入隊は本人の意志に関係なく決められていた。士官候補生としてジュリエンド号に乗る前夜、彼は酒場で乱闘に巻き込まれる。そこで出会った同じ海軍士官候補生の男とは!?流血女神伝の姉妹編は、愛と笑いと冒険の青春海軍コメディ。

著者等紹介

須賀しのぶ[スガシノブ]
1972年11月7日生まれ。上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期コバルト読者大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりもん

19
本編で好きなキャラでもあるギアスとトルハーンの出会い編ということもあり楽しく読了。ギアスの小説家になりたいという夢から自分に起こる出来事を小説のネタにしようと考えたりとギアスがより好きになった。2012/08/13

p.p.

18
本編を途中でお休みしてしばらく、そういえば外伝があったなと思い立って借りてみたら、もう面白すぎて一晩で一気に読んでしまった。若かりし頃のギアスの不思議キャラが面白すぎて、さらにこれまた若いコーア=トルハーンもアホ全開でもうずっと笑いっぱなし。キャラもストーリーも骨がしっかりしてるし、展開も矢継早で息つく暇もなく、そりゃ面白いわな。コーアの突入シーンが鳥肌もので最高にかっこいい。2012/11/22

baboocon

14
流血女神伝シリーズの番外編。「喪の女王」がクライマックスに差し掛かる前に箸休めということで。若かりし頃のランゾット・ギアスとトルヴァン・コーア(後のトルハーン)の友情物語。外見も体質もおよそ海軍に似つかわしくない小説家志望のランゾットがなぜ海軍に残り、後には提督にまでなったのか。コーアと同じ艦に士官候補として乗ったのが数奇な運命のめぐり合わせだなあ。初航海で大変な目に遭ったのに、晴れ晴れとしてるランゾットが印象的だった。2012/04/11

はたけ

10
再読。流血女神伝本編の海賊トルハーンとギアス提督の若かりし海軍時代を扱った外伝。シリーズで一番好きな作品。本編では袂を別ってしまっている二人がこの時間軸では、まだ海の上で隣に並び立っているのが何ともせつないです。2015/09/06

カモミール

9
流血女神伝外伝。若き日のトルハーンとギアスのお話。本編のギアスって殆ど喋っていなかったけど、妙に真面目腐った発言が凄く面白い。トルハーンことコーアは飄々として人望が厚いのはかわらず、天性のものですね。この二人が結託して、航海中の殺人事件を解決します。このコンビ、シリーズ化してもいいくらい面白い。ギアスの兄のウェインは天才な弟を妬むでなく、後押しするところが懐が大きくて好感度大でした。2018/12/16

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