内容説明
高校へ行かず、生活費を稼ぐために水商売のバイトをしているテル。そんな彼を見込んで、店のオーナーの息子・了が持ちかけてきた仕事は妙なものだった。ある女の子と恋人になってほしいというのだ。それもテルとしてではなく、了の弟である「鹿島周平」として。高額な報酬を得て引き受けたテルは、周平の名前で真純のいる高校へ転入した。―偽りの出会いが生んだ本当の恋。その結果は…。
著者等紹介
松井千尋［マツイチヒロ］
１９７４年６月２０日生まれ。大阪府在住。京都精華大学人文学部卒。『ウェルカム・ミスター・エカリタン』で、１９９９年度ノベル大賞読者大賞受賞
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感想・レビュー
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こんこん
5
ラストが素晴らしい。罰であり救いであり、願いである。2011/10/13
ものくろ
3
何回目かの再読。 死んだように生きていた主人公は、バイトとして、正体をかくし余命幾ばくの少女に出会う。 そこから物語りは進んでいき…思わぬ展開に…みたいな話。 この人の書く話好きだなぁ。今はもう書かれていないのか名前を見ることもないけど、またかいてくれないかな2006/01/01
