出版社内容情報
映画監督の羽仁 進とデザイナー&絵本作家の堀内誠一。1950年代から第一線で活躍し、流行や時代を牽引したふたりが唯一残した、奇跡のような絵本が発売されたのが、1973年のこと。50年の歳月を経て、増補改訂版として名作『ぼくにはひみつがあります』が鮮やかによみがえりました。堀内誠一さんの絵は、子どもが初めて出会った動物との交流を愉しく、生き生きと描いています。アクリル絵具で描かれた原画は50年を経ても驚くほど鮮やかで筆跡まで躍動しています。「堀内誠一さんの描く絵には、夢がある。夢のなかで、ふくらんでいくような絵だと思います」と今年94歳になった羽仁氏はいいます。「50年ぶりの復刻は、本当にうれしいです。堀内さんも、絵本の関係者もみんな、夢見るタイプの人間じゃないかな」ぼくのひみつを先生と仲間で分かち合う、心あたたまる、夢のようなストーリーの絵本です。
内容説明
「ぼく」のひみつを先生と友人と分かち合う、夢のようなストーリー。
著者等紹介
羽仁進[ハニススム]
1928年、東京生まれ。映画監督。祖母の羽仁もと子が創立した自由学園を卒業し、共同通信社記者をへて、21歳で岩波映画製作所の設立に参加する。1952年、『生活と水』で監督デビューし、記録映画『教室の子供たち』(教育映画祭最高賞)、『絵を描く子どもたち』(ベニス映画短編映画賞フラハテイ記念賞)、『双生児学級』(短編ベストテン第一位・教育映画祭最高賞)などが絶賛される。さらに『法隆寺』、長編劇映画『不良少年』、渥美清主演の『ブワナ・トシの歌』、寺山修司脚本『初恋・地獄篇』など作品を発表するほか、アフリカやオーストラリアなどに海外ロケを30年近く続け、野生動物を撮り続けた。また、独自の教育論を展開し、執筆活動や講演活動を数多く行う
堀内誠一[ホリウチセイイチ]
1932年、東京生まれ。グラフィックデザイナー、絵本作家。14歳で伊勢丹の宣伝課に入社。23歳でアド・センター設立に参加し、企業広告や雑誌のファッションページのディレクションを手がけるとともに、挿絵と絵本の仕事を始める。独立後、「anan」創刊時のアートディレクターを務めたのち、1974~1981年に家族とフランス・パリ郊外に暮らし、ヨーロッパ各地を旅する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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