出版社内容情報
NHK人気番組「最後の講義 上野千鶴子」を未放映シーンも入れた完全版として書籍化。すべての女性に勇気を与える1冊です。
目次
序章 始まりは「主婦研究」主婦ってなあに?何するひと?(「主婦研究者」としてのスター卜;「婦人問題論」に「女性学」を持ちこむ)
第1章 『家父長制と資本制』マルクス主義フェミニズムの立場から女性差別の根源を探る(市場の外側にあるもの。女性差別の根源;ケアする性としての女性。家事は不払い労働である ほか)
第2章 家事・育児・介護・看護 たったひとりの女がすべてを背負う「積みすぎた方舟」(ケア労働は生命の再生産労働;危機は近代家族のスター卜から。「積みすぎた方舟」 ほか)
第3章 ケアとは何か。誰が介護を担うのか。「研究対象」として「介護」を選んで(ハッピーな介護者でなければハッピーな介護はできない;女性の地位の国際比較。日本の女の地位はなぜ低いのか;ケアのアウトソーシングと出生率。誰がケアを担うのか ほか)
第4章 フェミニズムとは弱者が弱者のままで尊重される社会を求める思想(エイジングは中途障害者になる過程。ケアは非暴力を学ぶ実践;2019年、東京大学入学式の祝辞でバズる;安心して弱者になれる社会、安心して要介護者になれる社会を ほか)
第5章 上野ゼミ・10人の受講生と語る(まずは、自己紹介と講義の感想から;専業主婦/尽くす妻/父親と育児;子育てのアウトソーシング/結婚相手に求めること ほか)
著者等紹介
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948(昭和23)年、富山県生まれ。1977年、京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。専門学校、短大、大学、大学院、社会人教育などで教育、研究に従事。日本における女性学、ジェンダー研究のパイオニアであり、指導的な理論家の一人。高齢者の介護・ケアも研究対象としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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