最後の講義完全版 上野千鶴子―これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい

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最後の講義完全版 上野千鶴子―これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい

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  • サイズ 46判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784074494095
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

NHK人気番組「最後の講義 上野千鶴子」を未放映シーンも入れた完全版として書籍化。すべての女性に勇気を与える1冊です。

目次

序章 始まりは「主婦研究」主婦ってなあに?何するひと?(「主婦研究者」としてのスター卜;「婦人問題論」に「女性学」を持ちこむ)
第1章 『家父長制と資本制』マルクス主義フェミニズムの立場から女性差別の根源を探る(市場の外側にあるもの。女性差別の根源;ケアする性としての女性。家事は不払い労働である ほか)
第2章 家事・育児・介護・看護 たったひとりの女がすべてを背負う「積みすぎた方舟」(ケア労働は生命の再生産労働;危機は近代家族のスター卜から。「積みすぎた方舟」 ほか)
第3章 ケアとは何か。誰が介護を担うのか。「研究対象」として「介護」を選んで(ハッピーな介護者でなければハッピーな介護はできない;女性の地位の国際比較。日本の女の地位はなぜ低いのか;ケアのアウトソーシングと出生率。誰がケアを担うのか ほか)
第4章 フェミニズムとは弱者が弱者のままで尊重される社会を求める思想(エイジングは中途障害者になる過程。ケアは非暴力を学ぶ実践;2019年、東京大学入学式の祝辞でバズる;安心して弱者になれる社会、安心して要介護者になれる社会を ほか)
第5章 上野ゼミ・10人の受講生と語る(まずは、自己紹介と講義の感想から;専業主婦/尽くす妻/父親と育児;子育てのアウトソーシング/結婚相手に求めること ほか)

著者等紹介

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948(昭和23)年、富山県生まれ。1977年、京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。専門学校、短大、大学、大学院、社会人教育などで教育、研究に従事。日本における女性学、ジェンダー研究のパイオニアであり、指導的な理論家の一人。高齢者の介護・ケアも研究対象としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

63
【フェミニズムとは、弱者が弱者のままで尊重される社会を求める思想】NHK番組「最後の講義」に未放映部分を加え、再編集した完全版。家事、育児、介護などすべてが、一人の女性の負担になっていることなど、女性学・ジェンダー学の問題点や歴史を知り、著者の魅力が再発見できる書。最終章は「上野ゼミ・10人の受講生と語る」。副題が「安心して弱者になれる社会をつくりたい」とあるように、活字が大きく行間隔も広い、視覚弱者の高齢者に優しい仕様。そうした作りが、“活字離れ”をしている若者にとっても読みやすい仕組みに。強力推薦!⇒2023/04/05

たまきら

49
この人の悦明能力の高さには本当に脱帽です。ご本人が「オジサン語と女ことばのバイリンギャル」だ、と言ってるのですが、これは世界中の社会に出た経験のある女性が全員うなずく部分ではないでしょうか。最後の写真にある言葉、私も大いに賛同します。2023/05/16

壱萬弐仟縁

49
当事者主権、ケアの社会学、いろいろと上野先生には教わることが多いと思います。高校生にも社会保障の授業では回覧致しました。大きな活字です。私はTVでも拝聴しました。学生も年齢差があったと思います。大学生も、教える人の多様性で学び合い・育ち合うのでしょう。2022/10/29

りー

30
コロナ禍の中で行われた講義の講義録。専門的な言葉を使わず、一番伝わりやすい方法を選んでお話しされている。読みながら、この30年の変化を思った。自分が初めて就職したのはゼネコンの「一般職」で、美味しいお茶の入れ方や、お使いものにする和菓子の買い方などを最初に習った。自分の役割が良く分からず3年で辞めたけれど、そこから随分と変わってきたものだ。まだまだ足りないけれど。女性学はあるけれど男性学は無い、男性自身が必要としなかったからだ、という指摘。それだけ男性であることは女性であることよりまだまだ楽なのだと思う。2023/08/01

24
「マルクス主義フェミニスト」を名乗り、現在はケアの研究をしている上野千鶴子。ケアとはつまり、家事、育児、介護や看護である。昔からそれらは家庭内の女性が担ってきた。現代の女性は、家庭の負担はそのまま、外に出て働くことも求められる。家庭をもつ男性は、家事や育児を「手伝う」のではなく「する」のが当たり前。もっと当事者意識をもつべき。上野千鶴子のような賢さもなければ、起業精神もないわたしは、選挙で女性のことを考えてくれる候補者に一票を投じ続けるしかない。まずは身近な男性にすすめたい一冊。2022/05/26

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