おいしいごはんが食べられますように

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  • サイズ 46判/ページ数 162p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065274095
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第167回芥川賞受賞!

「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」
心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。

職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。
ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。

内容説明

職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。

著者等紹介

高瀬隼子[タカセジュンコ]
1988年愛媛県生まれ。立命館大学文学部卒業。2019年『犬のかたちをしているもの』で第43回すばる文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

1209
タイトルからはほのぼのとした家庭小説を想像した。しかし、今どきの芥川賞作でそれはないよなと思い直して、ともかく読んでみた。昨今の芥川賞作の中では、敷居が最も低いだろう。語彙においても、主題においても難解なところはどこにも見当たらない。わずかに、構成において二谷と押尾の二人の視点を一人称と三人称のあわいのような文体で対置している点がユニークか。「食」をめぐる物語でもある。そして、会社内における人間関係の物語でもある。そして、二人の視点から浮かび上がる芦川の存在のあり方、もしくは二人、あるいは周辺の人物たち⇒2023/09/11

starbro

1106
第167回芥川龍之介賞受賞作・候補作、第二弾(2/5)、今回は受賞作です。高瀬 隼子、初読です。 食べ物と職場の微妙な人間関係、単に職場で二股かけているだけのような気もしますが、楽しく読めました。但し、文学の香りはあまりせず、芥川賞というよりも、直木賞?という感じです。私は美味しいものが好きなので、個人的には、芦川さん推しです(笑) https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000363638 2022/08/12

1100
地元出身の作家さんの芥川賞受賞!暫く完売で念願の購入。ありそうな会社、社員。二谷氏と押尾女史目線で話は進む。手作りスイーツを差し入れする芦川女史。褒められたいのか差し入れする自分に惚れているのか、生モノはその場で消費しないといけないしお礼等気を遣うしこういう人本当にいて正直迷惑。私は完全に押尾派で悪者になり易く損な人物。職場が無ければ絶対出会わない、話さない嫌いな人も職場じゃ出会うし喋るから不思議。二谷氏がちゃんとしたごはんの後カップ麺を食べるのが凄くわかる。ちゃんとしたごはんで心が満たされる訳じゃない。2022/08/14

いっち

1002
『コンビニ人間』からユーモアを引いて、胸糞悪さを足した作品。 職場の表面的な人間関係の裏にある感情を、さらけ出している。 登場人物の誰一人にも魅力を感じない。昼食に同僚たちを連行する支店長、同僚女性のペットボトルに口をつける副支店長、体調を崩しがちなのに翌日手作りお菓子を持ってくる若い女性職員、手作りお菓子をつぶして捨てる主人公。職場の飲み会の席で、女性社員が副支店長を抱きしめるシーンは、女性社員のしたたかさを決定づけた。弱さを見せることで強い者に助けてもらえる。若さや可愛らしさが消えたらどうなるだろう。2022/06/22

bunmei

947
会社組織の中でのアルアルな人間関係からの恋愛小説。文体も読みやすいが、芥川賞ですから、情景や心理の描写、そして本作は、食べ物を媒体としている為、食の描写は咀嚼する音まで聞こえてきそうな生々しさが感じられる。また表題から、ホッコリした内容かと思いきや、終始モヤッとした苛立ちと、結末にはゾクッとするような展開に、本作に込めた人間の浅ましさと欲が露になり、表題の意味も明らかになる。主な登場人物の二谷、押尾、芦川のの3人については、誰にも肩入れできず、奇妙で露骨な三角関係が、不穏な空気観を醸し出す作品である。 2022/08/13

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