すぐ死ぬんだから

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065125854
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

78歳の忍ハナは、年を取ることを退化だと考え、美しさや若さを保つ努力を怠らない。『終わった人』の著者が放つ新「終活」小説!78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。
年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。
雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。
人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。
『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!

内館 牧子[ウチダテ マキコ]
著・文・その他

内容説明

終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。78歳の忍ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。それだけが不満の幸せな老後だ。ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる―。人生100年時代の新「終活」小説!

著者等紹介

内館牧子[ウチダテマキコ]
1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年半のOL生活を経て、1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「てやんでえッ!」(1995年文化庁芸術作品賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「私の青空」(2000年放送文化基金賞)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)を受賞するなど幅広く活躍。武蔵野美術大学客員教授、ノースアジア大学客員教授、東北大学相撲部総監督、元横綱審議委員、元東日本大震災復興構想会議委員。2003年、大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鉄之助

560
さすが内館さん、脚本家出身だけに会話のリズムが最高。地の文で主人公・ハナの心の声が、歯切れ良くてスッキリ。普段何となく思っている事を代弁してくれた。一般老人はなぜ、お金がないのか? その答えは「貯金するからだ!」 老後のために、とせっせと貯める。「今が老後だろうが」。今使わないでいつ使うんだ。品格ある”衰退”のために、実のあるお金、時間を使おう。2021/10/05

Yunemo

346
先ずは終わった人の続編かなとの想いで手に。ちょっと違ってましたね。表紙の絵、あるある‼反面ちょっとこの服装はしたくないな、との想い。何だか後半があるために、受け取る側が考えてた論点とズレてしまい、終わった人との違いが鮮明に、これが終活という意味なのかも。それにしても表現される品格ある衰退、老いを定義付けているようで何ともしっくり来ずに。ここでも出てくる姻族関係終了届、当たり前の時代になってくるかも。作中で表現される「何とでもなる」は若者と老人のもの、確かにねと頷いて。何となく感ずる独居の定義、身に沁みて。2018/09/16

うっちー

339
私は「すぐ定年だから」です2018/11/27

いつでも母さん

241
『セルフネグレクト』その道を真っ直ぐ歩いてるのは私かも・・って幾つも心に刺さる言葉があった(汗)アンチエイジングや実年齢より若く!なんて望まないが、いつも小ざっぱり清潔な高齢者を目指したい。いや、それはそれとして、このハナさん最強です!特に最愛の夫が急逝してからの言動は感動すら覚える。怒りは人を動かすね。そりゃあないよ岩造さん!って感じが先に来た。女の心の声をこれでもかって位さらけ出して内館牧子さん天晴れでした。ちょっと綺麗に纏まり過ぎた感はあるものの、子どもや孫に思われて幸せなハナさんでした。2019/04/24

Makoto Yamamoto

230
78歳の主人公は外見をしっかりし、周りからセンスを褒められ、若く見られることを生きがいにし、夫がそれを褒め、のろける。 好みの人以外への感情がぎすぎすしすぎている。 突然の夫が他界、遺言書から全く違う夫が登場しストーリがガラッと変わる。 生きがいを無くしても、相変わらず他人厳しい生き方だったが。。。 「すぐ死ぬんだから」で大きく変わった方向に。。 スッと読み切ってしまったが、【高齢者は品格あるフェードアウト】が頭に残った。2020/06/25

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