出版社内容情報
今泉 忠明[イマイズミ タダアキ]
著・文・その他
内容説明
ネズミやヘビやコウモリが家の中をウロチョロする動物まみれの僕の家!哺乳類を捕まえるだけでなく、標本作りもマスターした小学生時代!!生態調査に出かけてイリオモテヤマネコやニホンカワウソの撮影に成功!!!でも、調査にのめり込むあまり、命を落としかけたことも数知れず…。まさに“動物一家”。父も兄も息子も動物学者という今泉先生が、自然の中で見て聞いた、生の動物エピソードとともに、動物学者になるまでの道のりをお話しします。
目次
第1章 動物だらけの僕の家
第2章 いつの間にやら父の助手
第3章 本格的に動物学者の道へ
第4章 イリオモテヤマネコを見たか
第5章 お~い、ニホンカワウソ
第6章 奇想天外!?海外での動物調査
第7章 父の思い、僕の夢
著者等紹介
今泉忠明[イマイズミタダアキ]
動物学者(生態学、分類学)。1944年、動物学者である今泉吉典の二男として、東京に生まれる。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業後、当時、国立科学博物館に勤務していた父の誘いで、特別研究生として、哺乳類の生態調査に参加。その後、文部省(現・文部科学省)の国際生物学事業計画調査、日本列島の自然史科学的総合研究などにも参加した。伊豆高原ねこの博物館館長、日本動物科学研究所所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
85
《図書館》ざんねんないきもの事典の監修を務めている今泉さんの自伝とのことで読んでみました。小さなうちから動物、そして大自然に囲まれた生活素敵だな〜母親の態度で子どもに恐怖心を植え付けてしまうようなので気をつけなければ。写真はカラーで見たかったな。まだまだ元気な今泉さんの活躍を応援してます!2019/08/01
☆よいこ
83
子供向け、動物学者今泉さんの自伝。ざんねんないきもの事典等多くの事典図鑑の監修をされている今泉忠明さんの子供時代からイリオモテヤマネコやニホンカワウソの撮影秘話など[第1章:動物だらけの僕の家]動物標本の作り方[第2章:いつの間にやら父の助手][第3章:本格的に動物学者の道へ]山小屋で起きた大事件[第4章:イリオモテヤマネコを見たか]この写真、新聞で見たことある![第5章:お~い、ニホンカワウソ][第6章:奇想天外!?海外での動物調査]コモドオオトカゲ、オラウータン、雪男[第7章:父の思い、僕の夢]▽良本2022/10/09
あじ
44
大人気シリーズ『ざんねんないきもの事典』の監修者、今泉さんが自伝を上梓しました。動物学者である父に同行し、幼年期から本格的な実地調査に関わってきた今泉さん。父子で動物の生態を解明してきたエピソードが面白かった。あのイリオモテヤマネコに、深く関わっていたのですね。また命の危険に晒されたことは一度や二度で済まず、事件性のある●●を発見したりと起伏に富んだ内容。そしてどのように進路を考え、選択してきたかがよく分かるのも特徴です。「科学は自由であるべき」今泉さんが子供たちに希望を手渡します。【児童書】購入本2018/08/14
biba
11
動物から人間(そうじゃなくなったものも)まで、幅広いお話でした。あっさり書かれていますが、1つ1つのエピソードで1冊書けるんじゃないかと思うほどです。もっと詳しく知りたいことばかり。昆虫学者の方の本を読みましたが、動物学者の場合もまた、大変な世界だとわかりました。とにかく今泉先生の熱意が今もって冷めやらぬところが素晴らしいです。最後の部分は、子供や若者に伝えたい言葉でした。我が子にも、楽しくやれる仕事と巡り合って欲しいものです。2020/07/30
sachiko.t
11
親子三代、コレは子供の頃からの英才教育。ざんねんないきもの事典の監修の人だったんですね。2018/11/04