ブルーバックス<br> 理化学研究所―100年目の巨大研究機関

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理化学研究所―100年目の巨大研究機関

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065020098
  • NDC分類 407.6
  • Cコード C0240

出版社内容情報

450の研究室、3000人の研究者を擁する日本最大の研究所「理研」とは何か? 基礎科学を支える研究者集団の素顔を描き出す。113番元素ニホニウムだけじゃない、スパコンからバイオ、脳科学、再生医療まで、幅広い研究で基礎科学を支える日本最大の研究所「理研」。1917年(大正6年)に設立され、高峰譲吉、鈴木梅太郎、長岡半太郎、寺田寅彦、湯川秀樹、朝永振一郎など、日本の科学史を彩る研究者たちが参集した。100年目を迎える2017年には450の研究室、3000人の研究者を擁し、世界有数の研究所として全国に研究施設を持つ。ノンフィクション作家・山根一眞がその研究現場をつぶさに訪ね歩き、今いったいどんな研究が行われ、研究者たちは何を目指しているのか、その全貌を明らかにします。

〈目次〉
第1章 113番元素が誕生した日
アジアから初の命名となった113番元素ニホニウム。新元素合成までの苦難の道のりは、科学研究のひとつのあり方を象徴していた。

第2章 ガラス板の史跡
日本の科学史を彩る研究者たちが参集した理研100年の歩み。

第3章 加速器バザール
世界一の能力を誇るRIビームファクトリー。世界中から研究者が集まり、原子核物理から植物の品種改良まで幅広い研究が行われている。

第4章 超光の標的 
ナノサイズの世界を見る顕微鏡、放射光施設。スプリングエイト、そして原子構造まで見えるSACLAとは。

第5章 100京回の瞬き
物質を透過し、見えないものを見る光、テラヘルツ光。世界最高精度の時計を生み出し、時空の歪みまで検知した「光」の可能性をさぐる。

第6章 スパコンありきの明日
「第3の科学」と呼ばれる計算科学。世界最速として登場し、1秒間に1京回の計算をこなすスパコン「京」は何を可能にしたのか。

第7章 生き物たちの宝物殿
iPS細胞をはじめ何百万種類もの生物資源を保存するバイオリソースセンター。今や日本のみならず世界の生命科学研究を支えている。

その他、
第8章 入れ歯とハゲのイノベーション
第9章 遺伝子バトルの戦士
第10章 透明マントの作り方
第11 章 空想を超える「物」

以上の全11章

第1章 113番元素が誕生した日
アジアから初の命名となった113番元素ニホニウム。新元素合成までの苦難の道のりは、科学研究のひとつのあり方を象徴していた。

第2章 ガラス板の史跡
高峰譲吉、鈴木梅太郎、長岡半太郎、寺田寅彦、湯川秀樹、朝永振一郎など、日本の科学史を彩る研究者たちが参集した理研100年の歩み。

第3章 加速器バザール
世界一の能力を誇るRIビームファクトリー。世界中から研究者が集まり、原子核物理から植物の品種改良まで幅広い研究が行われている。

第4章 超光の標的 
ナノサイズの世界を見る顕微鏡、放射光施設。年間1万5000人が利用するスプリングエイト、原子構造まで見えるSACLAとは。

第5章 100京回の瞬き
物質を透過し、見えないものを見る光、テラヘルツ光。世界最高精度の時計を生み出し、時空の歪みまで検知した「光」の可能性をさぐる。

第6章 スパコンありきの明日
「第3の科学」と呼ばれる計算科学。世界最速として登場し、1秒間に1京回の計算をこなすスパコン「京」は何を可能にしたのか。

第7章 生き物たちの宝物殿
iPS細胞をはじめ何百万種類もの生物資源を保存するバイオリソースセンター。今や日本のみならず世界の生命科学研究を支えている。

第8章 入れ歯とハゲのイノベーション
iPS細胞による網膜治療がスタートし注目を集める「再生医療」。歯、毛髪、唾液腺、涙腺など人体各部の再生も実用化目前だ。

第9章 遺伝子バトルの戦士
複雑なDNAやRNAのふるまいを解明するゲノム科学。オーダーメイド医療をはじめ、医学の概念を一新させるその可能性とは。

第10章 透明マントの作り方
世界最大級の脳科学の研究拠点となった脳科学総合研究センターから、人工知能、数理創造プログラムなど最先端の取り組みまで。

第11 章 空想を超える「物」
「常温で固体の水」など夢の新材料を生み出す創発物性科学。超伝導から量子コンピュータまで、技術革新の最前線。

山根 一眞[ヤマネ カズマ]
ノンフィクション作家。1947年東京都生まれ。獨協大学経済学部特任教授、宇宙航空研究開発機構(JAXA)嘱託、理化学研究所相談役、福井県文化顧問、月探査に関する懇談会委員(内閣府)、生物多様性戦略検討会委員(農林水産省)、日本生態系協会理事、NPO子ども・宇宙・未来の会(KU-MA)理事などを務める。日本の科学者・技術者を取材した20冊を超える『メタルカラーの時代』シリーズ(小学館)、『環業革命』(講談社)など著書多数。山根一眞オフィシャルホームページ http://www.yamane-office.co.jp/

内容説明

科学立国を目指し1917年に設立された「理研」。幅広い分野で研究者を輩出し、日本の基礎科学を支え続けてきた。今では450の研究室、3000人の研究者を擁し、研究範囲は一言では語れないほど深く広い。ノンフィクション作家・山根一眞が、113番元素ニホニウムから光科学、脳、スパコン、バイオまで研究現場を訪ね歩き、その「今」を明らかにする。

目次

113番元素が誕生した日
ガラス板の史跡
加速器バザール
超光の標的
100京回の瞬き
スパコンありきの明日
生き物たちの宝物殿
入れ歯とハゲのイノベーション
遺伝子バトルの戦士
透明マントの作り方
空想を超える「物」

著者等紹介

山根一眞[ヤマネカズマ]
ノンフィクション作家。1947年東京都生まれ。獨協大学国際環境経済学科特任教授、宇宙航空研究開発機構(JAXA)客員、理化学研究所相談役、福井県文化顧問、日本生態系協会理事、NPO子ども・宇宙・未来の会(KU‐MA)理事、3・11支援・大指復興アクション代表などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

82
2017/3/20 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。2017/3/22〜3/28日本が誇る科学研究所である理化学研究所を、メタルカラーの時代でお馴染みの山根一眞氏が研究者へのインタビューを通して紹介。仕事柄、ある程度は知っていたが、ここまで多種多様とは。高校生くらいの人に是非読んでもらいたい。2017/03/28

zoe

20
113番元素の合成確認。重イオンビームによる新しい育種。テラヘルツ光。「実験」「理論」「計算科学」。バイオリソースセンター。2018/08/02

kaizen@名古屋de朝活読書会

19
#説明歌 二ホニウムサイクトロンとスパコンと遺伝子生命科学が勝負 #感想歌 二番ではいけない理由一番が総取り小選挙区制同じ 2017/09/18

ネコタ

16
(2017年3月)理研が設立100年を迎えた。理研で行われている様々な研究についてノンフィクション作家が解説。研究者とのインタビューも交えて。113番元素の発見、脳科学、スパコン、AIの研究などなど。円周1400メートルのSpring-8の円周は1日に40ミクロン伸縮しているらしい。すごい、どうやって測る?サイクロトロンとシンクロトロンの違いって誰か教えてくれたっけ?バイオリソースセンターってすごい施設だな。今思うと理研の研究者の方から大学で講義を受ける機会があったのは貴重な機会だった。2017/06/27

しょー

4
理研の奥深さがよくわかる。そして小保方さん事件(?)は中の人達にとっては本当に大変なことだったんだろうなと。また、民主党政権時代の仕分け事件(?)の影響も。理研には引き続き頑張って欲しいと思う。2017/05/05

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