内容説明
『機動戦士ガンダム公式百科事典』の編著者が描く“宇宙世紀の英雄”の生涯。シャアを切り口として『機動戦士ガンダム』から『逆襲のシャア』までのリアルな歴史ドラマを読み解く。人間シャアの生き方に学ぶ画期的ガンダム評伝。
著者等紹介
皆川ゆか[ミナカワユカ]
小説家。代表作として挙げられるライトノベル『運命のタロット』シリーズは、張り巡らされた伏線と緻密な構成で知られる。オリジナルの小説執筆以外にもノベライゼーション、評論、マンガ原作、企画など、多彩な活動を行う。DTPにも造詣が深く、アニメフィルムコミックの制作も手懸けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たらお
15
先日、しくじり先生で、カズレーザーがガンダムの講義をしていたのを見て、そういえば本棚に…といそいそと取りに行く。TVでは見ていないガンダム世代。観たのは、政治色が薄くアクション多めの映画版だったような気がする。おそらく、しくじりで言っていたように子どもにとっては難しかったのだと思う。この本もシャアを中心に据え、まるで歴史書のように話を進めていく。政治色強し。上巻は1年戦争からZの前半まで。「認めたくないものだな…自分自身の若さ故の過ちというものを」「坊やだからさ」などのアニメ史に残る名言を再確認。2020/04/12
たー
8
こういうのを真剣に書いちゃう人がいるのもガンダムのすごさなんでしょうね。2009/08/27
ホレイシア
8
フリマで中坊から値切って買った私は鬼畜である♪。Ζも途中までしか見ていないが、結構楽しく読んでしまった。2008/05/16
Ken D Takahashi
7
シャアの台詞を元にその行動を考察。中々細部にまで書き込まれてあり面白かった!やはり僕はシャアが好きなんだろう…と確信しました。2015/09/06
ハイちん
6
機動戦士ガンダム。初めてこの作品を見た少年が抱く感想はおそらくこうではなかろうか。『わけわからん』。僕はそうだった。ガンダムツエエ! とかシャアカッケエ! といった断片的な良さは見いだすことが出来ても、ストーリーやキャラクターの行動は整合を欠いているように見え、『理由はよくわからないけどとにかくガンダムが戦ってる』アニメのように思えるのだ。そのような混乱の原因はハッキリしている。ガンダムという作品は徹底して『説明をしない』。してくれない。下巻へ続く。2015/07/23