講談社文庫
謀略の都〈上〉1919年三部作〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062935739
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

1919年春のパリ。第一次大戦終結に向けた講和会議の最中に、英国高官が不審死を遂げる――壮大なスパイスリラー三部作の第一部。1919年春。第一次世界大戦後の講和条約締結のため主要国の代表団がパリで協議を進めるなか、英国のベテラン外交官が謎の死を遂げた。長男や代表団の意向に背き、元空軍パイロットの次男マックスは真相究明に乗り出す。父の密かな計略を知った彼は、国際諜報戦の渦中に身を投じることに。
第一次大戦後の混沌を生きるスパイ小説新シリーズ開始!

謀略の都(上) 1919年三部作(1)


ロバート・ゴダード[ロバート ゴダード]
著・文・その他

北田 絵里子[キタダ エリコ]
翻訳

内容説明

一九一九年春。第一次世界大戦後の講和条約締結のため主要国の代表団がパリで協議を進めるなか英国のベテラン外交官が謎の死を遂げた。長男や代表団の意向に背き、元空軍パイロットの次男マックスは真相究明に乗り出す。父の密かな計略を知った彼は、国際諜報戦の渦中に身を投じる。傑作!歴史ミステリー。

著者等紹介

ゴダード,ロバート[ゴダード,ロバート] [Goddard,Robert]
1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、以後、現在と過去の謎を巧みに織りまぜ、心に響く愛と裏切りの物語を次々と世に問うベストセラー作家に。『隠し絵の囚人』(講談社文庫)でMWA賞ペーパーバック部門最優秀賞を受賞

北田絵里子[キタダエリコ]
1969年生まれ。関西学院大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

124
1919年三部作とある。先月二部目が出たばかり。三部目か出るのを待つかどうかも悩みながら、とうとう手に取ってしまった。面白いのは勿論良いのだが、面白すぎで結末をしばらく待たされることになったらどうしようかとの不安を抱えたまま読んでいる。1919年のパリ。一次世界大戦終結のための講和会議中。イギリス、アメリカ、日本、ブラジルから来ている各国の代表団。勝利国は少しでも自国に有利な条件を得ようとする中、敗戦国のスパイが各国の仲を裂くために暗躍しているらしい。原題とは違うが、内容の上での訳題にしたのだな。2017/05/20

starbro

107
ロバート・ゴダードは、新作中心に読んでいる作家です。先日読んだ1919年三部作第二部から遡って(図書館の配本の関係で順番が逆)、第一部の上巻を読みました。やはり順番に読むべきだったと、少しさいたま図書館を恨みながら上巻読了です。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。2017/05/30

海猫

77
1919年春。パリでベテラン外交官が謎の転落死を遂げる。警察は事故死で片付けてしまうが、元空軍パイロットの次男マックスは不審に思い、事件の真相を追い始める。ということで三部作の第一部上巻を読んだ印象は、巻き込まれ型サスペンスといった感じ。主人公が行動するほど怪しげな人物が接触してきたり、何か不穏な真実が見え隠れするなどそれっぽい。今のところは地味であるが、ジャンルの定番を押さえた展開なので、まずまず面白い。ここから下巻、さらには二部三部でいかに盛り上げてくれるか次第といったところか。続けて下巻へ。2020/02/29

k5

76
講和会議直後のパリ。父親が事故死したとの報を受けたマックスは、元外交官の父の死が他殺ではないかと疑い、調査を始める。事件には、ドイツ、ロシア、日本の思惑が複雑に絡みあい。。。ディケンズかデュマ、あるいはモームの香りがするスーパー王道謀略ミステリ。今のところ際立ったキャラもプロットもないのですが、昔、ルパン三世のスペシャル観てた時の気分でわくわくしつつ読み進められます。好きな系統なので、下巻で肩透かしされないことを祈る。2020/09/05

くたくた

39
元英陸軍航空隊中尉のマックス(マクステッド)が、パリで変死した父の死因を追う。第一次大戦の戦後処理パリ講和会議の最中、醜聞にも政治問題にもなり得る外交官の死は、各国の思惑から闇に葬られようとするが、真実を求めるマックスは真相究明に立ち向かう。彼の前に立ち現れてきたのは、大戦を跨いで暗躍するドイツスパイの足跡。読みやすい文体ですんなり時代に入り込める。戦後の混乱期であっても華やかさを感じさせるパリ、往年の名画を彷彿とさせる表紙の男のシルエット。格好いいとはこういうことさ、と誰かの台詞が浮かんでくる。2018/04/08

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