講談社文庫<br> 国を蹴った男

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講談社文庫
国を蹴った男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062931151
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉――天下に手を伸ばした英雄たちの下、負けられない一戦に挑む者たちの生死の際を描く。武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉――天下に手を伸ばした英雄たちの下、負けられない一戦に挑む者たちの生死の際を描く。

牢人大将
戦は算術に候
短慮なり名左衛門
毒蛾の舞
天に唾して
国を蹴った男


伊東 潤[イトウ ジュン]
著・文・その他

内容説明

信玄や信長、秀吉は天下に手を伸ばした名将でありながら、ときに義を忘れ欲から逃れられずに生涯を閉じた。一方で、彼らに翻弄されつつも恩を重んじ、自らの信念を貫き通した者たちがいた。明日なき乱世で、誇り高き牢人、茶人、職人らが命を賭して挑む、それぞれの戦いを活写する。吉川英治文学新人賞受賞作。

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。2013年、『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞および第1回高校生直木賞(2014年)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

331
とても好きです。戦国時代の短編集で、有名な武将の物語ではなく、歴史にあまり名前の出てこない人物達の非運を描いています。時代の価値観、権謀術数に翻弄されながら死んでいった者達の悲哀。時に痛快で、時にもの悲しい心の襞を、史実に忠実か否かなど全く気にならない程面白く描かれています。それぞれが「生きている」という息吹、その辺りが上手いですね。特に響き、衝撃的に印象が残ったのは、かの直江兼続に対する嫌悪感と、前田利家の妻「まつ」に対する女の怖さです!6編全てで『小説家の類まれなる創作センス』を堪能できる秀作‼️🙇2020/07/16

しんごろ

210
短編集ですが、どの話も素晴らしい。それぞれの主人公は、決して教科書に載るような存在ではないけれど、義に生きる者、信念を貫く者、それぞれが結果的に、敗れざる者達ではあるが、その生き様はどの男達も、誇り高い“漢”だった。表題作はもちろん、全てがよかったが、とくに目を見張ったのは『天に唾して』の山上宗二の話。信念を貫き通した生き様に、心を躍らされました。2020/01/06

yoshida

181
伊東潤さんは初読みの作家さんです。比較的マイナーな人物を主人公にした短編6編を集録。私は歴史物が好きで楽しく読めました。「牢人大将」では那波無理之介を主人公に、武田家牢人衆の活躍と長篠合戦での滅亡を描く。まず、那波無理之介を主人公にした着眼点に痺れますね。無理之介はどこかの合戦で慎重策をとったら「道理之介と名を変えよ」と朋輩に云われた事を思い出し、印象深かったです。山上宗二や佐久間盛政など、敗者の側から反骨心を見せる姿が清々しかった。小早川秀秋が暗愚というより少才子として描かれており斬新。他作も読みたい。2016/11/24

遥かなる想い

122
戦国時代の著名な武将の陰で生きた者たちの短編集である。武田家牢人衆、長束正家、直江兼続、佐久間盛政、茶人 山上宗二、今川氏真… 個々のエピソードが新鮮で 面白い。 特に表題作の今川氏真の蹴鞠と歌人としての人生は 秀逸で、今川家という 大大名でありながら、文化人として 生きたかった別の側面が 爽快に描かれている。2022/02/10

Rin

78
初読み作家さんだったけれど、とても楽しめた。もともと歴史ものをあまり読まない私でも、登場人物たちにぐんぐんと引き寄せられる。実在した人たち、彼らの生きた時代は今とは価値観も異なる部分があって。こうありたい、という自分のままに生きることができた人から。そうできなかった人、思うがまま生きるための決断。生きるということと、死を選ぶこと。その決断に至るまでの物語に引き寄せられた。特に牢人であり続けた「牢人大将」算術に優れた男と、彼を使う男「戦は算術に候」鞠に魅了された男を描く「国を蹴った男」がよかったです。2017/12/28

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