講談社現代新書<br> 天皇家のお葬式

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講談社現代新書
天皇家のお葬式

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884501
  • NDC分類 210.094
  • Cコード C0221

出版社内容情報

天皇の葬儀は時代の変化を映す。日本で初めて火葬された天皇といえば? 江戸時代までは仏式だったのに明治以降はなぜ神式?【古代から近現代までの「2700年」をこの一冊で!】

日本で初めて火葬された天皇といえば?

江戸時代までは仏式なのに、明治以降はなぜ神式なのか?

明治天皇陵をめぐる東京vs.京都の暗闘とは?

昔の喪服の色は白。現在の黒に変わったのは、
明治天皇の葬儀がきっかけだった。

天皇の葬儀は時代の変化を映し、
この国のあり方をも示す。

その変遷をたどることは、
日本の歴史を知ることでもある――。


------------
そもそも、天皇の葬儀のかたちは、時代によってさまざまであった。

日本で初めて火葬されたのは持統天皇である。

その後、聖武天皇以降は土葬に戻ったが、
淳和天皇の時は遺言によりふたたび火葬になり、
しかも初めて散骨されている。

また、明治天皇以降、葬儀は神式で行われ、
いまでこそ神式が当然のように思われているが、
飛鳥・奈良時代の昔から江戸時代(孝明天皇)までは
仏式によって行われていた。

菩提寺は京都・泉涌寺であった。

それがなぜ、仏式から神式に変わったのか?

本書では、古代から近現代までの
天皇の葬儀の変遷をたどりながら、
その時代背景や時代の変化について論考する。


-------------
【本書のおもな内容】

はじめに 時代の変化を映す天皇の葬儀
第1章 明治天皇陵と明治神宮の創建――京都と東京の「都」争い
第2章 古代の天皇の葬儀――古墳時代から平安時代まで
第3章 中世の天皇の葬儀――鎌倉・室町時代
第4章 近世の天皇と葬儀――江戸時代
第5章 尊皇の潮流――王政復古への道
第6章 山陵の復活と孝明天皇陵――古代神話の再生
第7章 近代国家の天皇――象徴への道
第8章 明治天皇の大葬――モダン化する伝統
第9章 大正天皇の生涯と大葬――東宮御所のニューファミリー
第10章 昭和天皇の時代――大戦を超えて
第11章 昭和天皇の大葬――新憲法のもとで
おわりに 皇室の今後

はじめに 時代の変化を映す天皇の葬儀
第1章 明治天皇陵と明治神宮の創建――京都と東京の「都」争い
第2章 古代の天皇の葬儀――古墳時代から平安時代まで
第3章 中世の天皇の葬儀――鎌倉・室町時代
第4章 近世の天皇と葬儀――江戸時代
第5章 尊皇の潮流――王政復古への道
第6章 山陵の復活と孝明天皇陵――古代神話の再生
第7章 近代国家の天皇――象徴への道
第8章 明治天皇の大葬――モダン化する伝統
第9章 大正天皇の生涯と大葬――東宮御所のニューファミリー
第10章 昭和天皇の時代――大戦を超えて
第11章 昭和天皇の大葬――新憲法のもとで
おわりに 皇室の今後


大角 修[オオカド オサム]
著・文・その他

内容説明

日本で初めて火葬された天皇といえば?明治天皇陵をめぐる東京vs.京都の暗闘とは?古代から近現代まで「2700年」をこの一冊で!

目次

はじめに―時代の変化を映す天皇の葬儀
天皇の葬儀に関する用語
明治天皇陵と明治神宮の創建―京都と東京の「都」争い
古代の天皇の葬儀―古墳時代から平安時代まで
中世の天皇の葬儀―鎌倉・室町時代
近世の天皇と葬儀―江戸時代
尊皇の潮流―王政復古への道
山陵の復活と孝明天皇陵―古代神話の再生
近代国家の天皇―象徴への道
明治天皇の大葬―モダン化する伝統
大正天皇の生涯と大葬―東宮御所のニューファミリー
昭和天皇の時代―大戦を超えて
昭和天皇の大葬―新憲法のもとで

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

30
天皇家も江戸時代まではお葬式は仏式で、お寺に埋葬されて位牌や菩提寺もあったって。へえー! 天皇家にまつわる色んな「伝統的」とされる儀式は明治時代に新たに作られたり古代のを復活させたりしてて、実はそんな長ーい伝統はなかったってことがよくわかる。お葬式じゃなくて即位のときの大嘗祭も、やったりやんなかったりしてるし(お金ないときはやってない)、天皇家の人々の方から簡素にしてくれって言ってんだからそうすりゃいいのになー。あとお墓(陵墓)の決め方がけっこうアバウトなのが気になるー。2018/12/24

Humbaba

4
社会で大きな動きがあったとしても、それが即座に自分の生活へ影響してくる訳ではない。そのような意味では、日常の、世界的に見たら小さな出来事のほうが重要であることも起こり得る。地方のニュースを調べてみると、その時代のその土地における影響を推測することが出来る。2018/02/25

Yasuhisa Ogura

4
皇室の葬儀をとおして、日本の歴史を概説したもの。伝統が積み重なっていると思われがちな皇室の葬儀も、実は大きく変えられてきたことが分かる。それまでの葬儀は仏式の色彩が強く、皇室の菩提寺である泉涌寺に埋葬されることが多かった。しかし、明治維新以降は皇室が望んでも、仏式の葬儀や寺院に埋葬することを政府は認めなかった。その一方で、新たな「伝統的な」様式を整えた。天皇が時の権力者の影響を強く受けているということを再認識させられると同時に、日本の「伝統」も実は作られたものかもしれないということを考えさせられた。2017/10/30

yone

3
天皇家のお葬式は、江戸期以前は仏式で長く営まれ、神道の形式が整えられたのは明治以降。昭和天皇の没した時は高校生で、なんとなく伝統的な行事としてテレビを見ていた葬儀は、明治以降かつ時代により、状況により、変化してきたものだったのだという事が非常に面白かった。先日、某政治家が、同性パートナーが日本の伝統に反すると言ってたけど、伝統に反するなんて批判は疑った方がいいかもしれないと考えるね。2017/11/28

ひろ

1
主には中世以降、そして近現代の天皇家の葬式とそれを取り巻く政治環境の変化について述べており、特に近現代のそれについてはもはや日本の近現代史の様相を呈している。明治天皇が廃止するまで即位に伴い灌頂が行われていたり、戦後に行われた大正天皇の皇后の神式の葬儀でもこっそり経文が棺に収められたりと、数百年続いた天皇と仏教の伝統は切っても切れない様子が伺える(今も皇室と京都にある元天皇家の菩提寺とは関係がある)。さらには政教分離原則の現憲法下で上皇の葬儀を誰がどう行うか。徹頭徹尾天皇とは政治的存在だと痛感させられる。2021/02/03

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