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「依存症」の日本経済

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062821025
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

世界的な金融危機と景気悪化の中、国民の間では、日本経済の将来を悲観する見方が増えている。その現状を見ると、さまざまな分野で「依存症」と呼べる状態が観察される。本書は、そんな10の依存症を取り上げて考察し、この国の経済をよりよく、より強くするためのヒントとして提供しようと試みたものである。

目次

第1章 日本の個人消費は「女性依存」―婦人服売上高にカギがある
第2章 お父さんのこづかい減少でわかる「交際費依存」体質―「消費弱者」に逃げ場はあるのか
第3章 なお残る「建設業依存」と構造調整圧力―中小・非製造業は生き残れるのか
第4章 食料の「海外依存」は本当に問題なのか―40%の食料自給率が意味するもの
第5章 緩和への熱が冷め「規制依存」に逆戻りする日本―このままでは国ごと沈んでしまうのか
第6章 教育はどこまで「学習塾依存」を強めるのか―ゆとり教育が生んだ3つの弊害
第7章 景気判断や買い物で「マスコミ依存」する日本人―景気の波と報道の影響力の関係
第8章 投資に移行しにくい家計運用の「預金依存」―間接金融中心で何が悪い?
第9章 主導権を握れず「外国人依存」が続く金融市場―ブレークスルーを生む政策を打ち出すために
第10章 日本経済はやっぱり「米国依存」―否定された「デカップリング論」
第11章 ケーススタディー:少子高齢化の秋田県は「日本の未来図」

著者等紹介

上野泰也[ウエノヤスナリ]
みずほ証券チーフマーケットエコノミスト。1963年、青森県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。86年、会計検査院入庁。88年、富士銀行(現みずほ銀行)入行。為替ディーラーを経て、為替、資金、債券の各セクションにてマーケットエコノミストを歴任。2000年、みずほ証券設立に伴い、現職に就任。債券や為替を中心とした的確でスピーディな経済予測には定評があり、『日経公社債情報』エコノミストランキングでは2002年から6年連続第1位を獲得、『東洋経済統計月報』05年度のマーケットエコノミスト予想的中度総合第1位を獲得するなど、市場から高い評価を得ている。財務省・税制問題研究会や内閣官房・市場動向研究会のメンバーも務め、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト土曜版』にレギュラー出演したほか、NHK BS‐1『経済最前線』などのコメンテーターとしても人気が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaida6213

15
「依存」という切り口で日本経済の分析を試みた本。言っていることは他の本で言われていることと同じなので新鮮味はあまりない。学習塾依存がまさにその通りやなと思う。2016/10/29

まゆまゆ

0
公共事業依存、マスコミ依存、米国依存、秋田県は10年後の日本の姿か…??2009/03/07

koba23

0
わかりやすく分析、説明がされているので非常に読みやすい。書かれていることも納得。でもこれからどうすればいいかについては、ほとんど書かれていない。。。2011/06/10

ぼのまり

0
平易な文章とわかりやすい引例でとても読みやすい。今後の日本を考えていく上で参考にすべきことが多く書かれていると思う。2010/09/16

kikyou357

0
さらっと読めます。2010/01/25

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