講談社文庫<br> 黄金の太刀―刀剣商ちょうじ屋光三郎

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講談社文庫
黄金の太刀―刀剣商ちょうじ屋光三郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062776318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸を騒がす「黄金の太刀」をめぐり、一万両の刀剣詐欺が勃発。事件の鍵を握る詐欺剣相家を追い、光三郎は日本刀「五か伝」の地へ!

直木賞作家が渾身の筆で紡ぐ本格時代小説

刀剣商の誇りにかけて人と刀の真贋見極め候!

ちょうじ屋光三郎VS稀代の詐欺剣相家 騙し騙され、目利き二人の真剣勝負!

刀は、男の生き方さ。覇気が溢れ、見ているだけで命の力が湧き上がってくるような刀がいい。江戸を騒がす「黄金の太刀」をめぐり、とある大名家で一万両の刀剣詐欺が勃発。事件の鍵を握るのは、稀代の詐欺剣相家・白石瑞祥。相州、美濃、山城、大和、備前――。瑞祥を追い、光三郎は日本刀「五か伝」の地をゆく!

【著者紹介】
1956年、京都府生まれ。同志社大学卒業。1999年『弾正の鷹』(祥伝社文庫)で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』(文春文庫)で第11回松本清張賞を受賞。2009年『利休にだずねよ』(PHP文芸文庫)で第140回直木賞を受賞。現在、もっとも活躍が注目される実力時代小説家。ほかの著書に刀剣商シリーズ一作目にあたる『狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎』(講談社文庫)のほか、『いっしん虎徹』、「とびきり屋見立て帖」シリーズ(ともに文春文庫)、『ジバング島発見記』(集英社)、『命もいらず名もいらず』(上・下 日本放送出版協会)など。

内容説明

純金入りの“黄金鍛え”の刀をめぐり一万両の刀剣詐欺が勃発。盗人は詐欺剣相家の白石瑞祥。光三郎の刀剣談義仲間の一人は瑞祥を信じて詐欺の片棒を担いでしまう。瑞祥は奪った金を元手に憧れの名刀を求め江戸を出た。光三郎は瑞祥を追い、日本刀「五か伝」の地、相州鎌倉、美濃関、京、奈良、備前長船へ!

著者等紹介

山本兼一[ヤマモトケンイチ]
1956年、京都府生まれ。同志社大学卒業。1999年『弾正の鷹』(祥伝社文庫)で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』(文春文庫)で第11回松本清張賞を受賞。2009年『利休にたずねよ』(PHP文芸文庫)で第140回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rakim

13
今巻もちょうじ屋がかかわる刀剣薀蓄を楽しみながら、江戸を離れて、詐欺師を追って日本刀のゆかりの地へ。全巻より長編の色合いが濃いです。面白いシリーズとして山本さんに書き続けてほしかった・・それが残念。まだ未読のサイドストーリー?の刀工・清麿が主人公の本も読みたいと思ってます。2015/07/23

shiozy

8
前作の「狂い咲き正宗」の続編。日本刀の五大流派「五ケ伝」を舞台に展開されるが、これがなかなかのウンチクだ。ちょうど同時に「歴史人」の別冊「日本刀図鑑」を併読していたので、日本刀の知識が手に取るように浸みこんできた。「いっしん虎徹」と併せ読めば、日本刀および作刀がよく理解できるだろう。2014/06/10

蕭白

8
シリーズ2作目にして長編。まるでこのシリーズ最後の作品になるのがわかっていたかのように多くの刀鍛冶にまつわる土地が登場してきて、興味深かったです。2014/04/03

まいど

6
続きものとはいえ、相変わらずに面白いです。 一冊に日本刀の全てを詰め込もうと頑張ってますが奥が深すぎてはみ出してるけど(笑) 最近突然に見直されてる刀剣ですが基礎を知りたいのならこのシリーズは凄くおすすめです。有名どころがわんさか出てくるので見ようと思えばネットでも国立博物館でも見れるのがいい所でもあります。 今回はあまり出番がない清麿ですが別の一冊にまとまっているようだしそっちも楽しみ。 もっと続けばいいのに作者が他界してるのが非常に残念。 山本兼一をいっぺんに読みたいけどセーブしてる今日この頃です。2015/05/18

めにい

5
好きな刀とその製法について語りたかったということですね。2013/10/29

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