出版社内容情報
権力に翻弄された人間の、えげつなく愚昧な騙し合い。巧みな仕掛けの中で人間の本性を浮き彫りにさせた歴史ファン垂涎の大傑作集。人を欺けば謀(たばか)られ、人を信じれば殺される。木曾谷(きそだに)の治世をめぐり反目する木曾家当主の義昌と弟の義豊。武田に殉じるか織田へ寝返るか――谷間に常と変わらぬ春が訪れたとき、兄弟は慟哭の中で身悶えしなければならなかった。武田家滅亡が招いた鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)を活写し、極点での人間の本性を炙り出した傑作戦国絵巻5編。
●木曾谷の証人
●要らぬ駒
●画龍点睛
●温もりいまだ冷めやらず
●表裏者
※本書は2010年5月に小社より刊行されたものを加筆、修正したものです。
木曾谷の証人
要らぬ駒
画龍点睛
温もりいまだ冷めやらず
表裏者
伊東 潤[イトウ ジュン]
著・文・その他
内容説明
人を欺けば謀られ、人を信じれば殺される。木曾谷の治世をめぐり反目する木曾家当主の義昌と弟の義豊。武田に殉じるか織田へ寝返るか―谷間に常と変わらぬ春が訪れたとき、兄弟は慟哭の中で身悶えしなければならなかった。武田家滅亡が招いた鬼哭啾啾を活写し、極点での人間の本性を炙り出した傑作戦国絵巻5編。
著者等紹介
伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に長らく勤務後、文筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った作品を相次いで発表している。『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」を受賞。『戦国鬼譚 惨』で、第32回吉川英治文学新人賞候補、『城を噛ませた男』で、第146回直木賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キムチ27