出版社内容情報
二枚目だが色事に疎い旦那、彼に出会い恋を知った女房。
江戸の花師夫婦のさざ波を、やわらかく凛々しく描いた「職人小説」。
花競(はなくら)べ――最も優れた名花名木に与えられる称号・玄妙を目指し、江戸中の花師が育種の技を競い合う三年に一度の“祭”。恩ある人に懇願されて出品した「なずな屋」の新次は、そこでかつて共に修業した理世と再会する。江戸市井の春夏秋冬をいきいきと描く傑作「職人小説」。<小説現代長編新人賞奨励賞受賞作>
※本書は2008年10月、単行本として刊行された『実さえ花さえ』に加筆、改題したものです。
第一章 春の見つけかた
第二章 空の青で染めよ
第三章 実さえ花さえ、その葉さえ
第四章 いつか、野となれ山となれ
終 章 語り草の、のち
朝井 まかて[アサイ マカテ]
著・文・その他
内容説明
花競べ―最も優れた名花名木に与えられる称号・玄妙を目指し、江戸中の花師が育種の技を競い合う三年に一度の“祭”。恩ある人に懇願されて出品した「なずな屋」の新次は、そこでかつて共に修業した理世と再会する。江戸市井の春夏秋冬をいきいきと描く傑作「職人小説」。小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。
著者等紹介
朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年、『花競べ―向嶋なずな屋繁盛記』で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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