講談社文庫
日暮らし〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062762045
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

佐吉が人を殺めた疑いを受け、自身番に身柄を囚われた。しかも殺した相手が実の母、あの葵だという。今頃になって、誰が佐吉に、十八年前の事件の真相を教えたりしたのだろう?真実を探し江戸を走り回る平四郎。「叔父上、わたしは、本当のことがわからないままになってしまうことが案じられるのです」。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。’87年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、’93年『火車』で山本周五郎賞、’99年『理由』で直木賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

199
最初、「上」を読んでいた時は短編集かと思った。少し読み進むと、短編連作かと思った。「日暮らし」に入って、上の短編類がすべて繫がってきた。江戸物を書かせたら、右に出るものがいないくらい、江戸と人々を愛する著者の一人一人に対する眼差しがよく分かる。町人も武家も、人間として描写しているので安心して読める。2014/11/21

美登利

99
うむむ。何とも続きが気になってしまう。時代小説の長編ミステリーも面白いなぁとしみじみ思っています。現代では考えにくい、物の怪などの不思議さや人間関係の複雑さも相まって物語に厚みを感じられます。ここでも弓之助の活躍ぶりが頼もしく、それでいてまだ子供らしく愛らしい。日を空けずに早く下巻へと進みたい。2017/05/12

TAKA

78
葵殺しの下手人に捕らわれた佐吉、それは解せねぇやとぼんくら平四郎と弓之助おでこのコンビがどう謎を解き明かすのか。だんだんとパズルのピースが填まってきたようにみえるけどまだ中巻であるのだぞっと!お徳さんの色話もまだまだ進行中でもあるし。下巻へ。2020/12/11

よむよむ

78
《再読》弓之助ちゃんに会ってみた~い!どんだけ美形!? 佐吉さんの悲しみが辛い・・・2011/07/24

chichichi

74
登場人物が皆愛らしくて読み進めるのが楽しい。そして上巻に散りばめられてた事柄が一気に本題に集まってきて面白くなってきました。近頃、読書ペースが亀でしたが兎になりつつあります!真相を探りに下巻へ!2016/09/13

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