出版社内容情報
中国伝統文化の型を作り上げた変動と改革の時代
士大夫の精神、朱子学の形成
大唐帝国を揺るがせた安史の乱から200年、五代乱離のあとを承けて宋朝建国。文治主義をとったことの功罪は、いかなるものだったか。北方の異民族王朝に対し絶えず軍事的劣勢にありながらも、後世まで規範となる政治・社会・経済システムを作り上げ、文化の華がひときわ咲き誇った宋朝300年の歴史を通観する。
小島 毅[コジマ ツヨシ]
著・文・その他
内容説明
大唐帝国を揺るがせた安史の乱から二〇〇年、五代乱離のあとを承けて宋朝建国。文治主義をとったことの功罪は、いかなるものだったか。北方の異民族王朝に対し絶えず軍事的劣勢にありながらも、後世まで規範となる政治・社会・経済システムを作り上げ、文化の華がひときわ咲き誇った宋朝三〇〇年の歴史を通観する。
目次
第1章 宋朝の誕生
第2章 宮廷の運営
第3章 動乱の世紀
第4章 江南の安定
第5章 宗教の土着化
第6章 士大夫の精神
第7章 技術の革新
第8章 文化の新潮流
第9章 庶民の生活
第10章 中華の誇り
著者等紹介
小島毅[コジマツヨシ]
1962年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科助教授。専攻、儒教史、東アジアの王権理論。宋代を主要な研究対象としながら、儒教思想が果たした政治的・社会的役割を分析検討して、その世界史的意義を考察し、また、日本における儒教の正負両面の遺産について現代的関心からの解明を進めている
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