講談社文庫<br> 若獅子家康

講談社文庫
若獅子家康

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062649575
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

駿府・今川義元の庇護下で元服した松平次郎三郎(後の徳川家康)は故郷・岡崎へ戻る。戦国武将・松平家総領としての勇猛果敢な日々が始まる。だが松平家当主二代にわたる非業の死の真実が明かされ、次郎三郎にも危機が…。若き家康の凄烈な行動を描く長編歴史サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リッチー。

1
義元健在の今川家に従属している未来の徳川家康こと松平次郎三郎が、里帰りした岡崎で松平家の総領として先々代からの因縁に立ち向かう様をミステリ仕立てで描く。主人公が死なないのはわかっているのに先が気になって一気に読んだ。祖父清康と父広忠がしっかり描かれているので、旧題の『最後の総領』が内容的にしっくりくる。関ヶ原以降の老獪さは微塵もなく、三方ヶ原の時にみせた熱さが爆発するような権現様は若獅子ぼいけれど。戦国好きな人にはぜひオススメしたい。2016/01/22

空木モズ

0
ウンコ最強 駿河で甘やかされた坊っちゃんが故郷に帰り、痛みの中で『己』を知るお話。 最初にあとがきを読んだばっかりに始終「ゴッドファーザー愛のテーマ」が頭の中でずっとかかってた。 青年元信思っくそしばきてえ。広忠パパを端にした阿部大蔵VS松平蔵人信孝VS酒井将監パねぇ。爽やかバーサーカー清康△全体通して血生臭いのです。 あと、ただ単に私の記憶力が悪いってのもあるんですけど、史実知ってるし読むの二回目のハズなのにずっとハラハラしながら読んでました。やっぱり伝奇モノはイイ。2013/07/09

えびえび

0
狸親父の駿府人質の頃のお話です。支配者となるべき三河の地の複雑な事情を次郎三郎元信(家康)の視点、歴代棟梁の抗争の経緯を絡めつつ物語にしてます。歴史小説ではなく、戦国初期を舞台にしたミステリー、サスペンスものと言えるでしょうか。次郎三郎と国松の語らいが何度読み返しても泣けます。 2013/02/22

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