講談社選書メチエ
マキアヴェリ、イタリアを憂う

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582773
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0331

内容説明

分裂状態のイタリア半島の政治力学を見抜く鋭い洞察力。チェーザレ・ボルジア、ルイ十二世、ダ・ヴィンチなど同時代人との交流の中で磨かれたマキアヴェリの人間と社会に関する冷厳かつ普遍的な哲学。

目次

第1章 西欧戦国時代のイタリア(マキアヴェリの時代のヨーロッパ;アルプス以北と異なる様相のイタリア半島 ほか)
第2章 謎の青年期から政治の表舞台へ(貴族出身、フィレンツェ書記官となる;政治の渦中を生き、人間を観る目を磨く ほか)
第3章 チェーザレ・ボルジアに君主の理想を見る(運命と力量;フィレンツェとイタリアと国際情勢の分析 ほか)
第4章 『君主論』は政治学の書ではない(国家をどう捉えるか;人間観察の妙 ほか)
第5章 執筆と好色の日々(若者たちとの集い;詩人として劇作家として ほか)

著者等紹介

沢井繁男[サワイシゲオ]
1954年札幌生まれ。東京外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。東京外国語大学大学院博士(学術)。現在、作家。専攻はイタリア・ルネサンス文化研究
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

3
(図書館)これほど楽しそうなマキャヴェリを描いた本は初めてかも。分析の切り口も新鮮で楽しく読める。2022/09/27

kokekko

0
マキ本人の概説だけではなく、ヴィーコ、ガレンなど先行研究者への言及が多くお役立ち。文章も読みやすいけれど、これはひととおりマキアヴェリが何をしたのか分かっている人向けの概説だと思う。面白かった。2010/10/08

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