ブルーバックス<br> 川はどうしてできるのか―地形のミステリーツアーへようこそ

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川はどうしてできるのか―地形のミステリーツアーへようこそ

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062578851
  • NDC分類 452.94
  • Cコード C0244

出版社内容情報

地形図を広げると浮かび上がる日本や世界の川にまつわる謎の数々。セオリーと推理を駆使して「川の名探偵」がトリックを解き明かす!「山はどうしてできるのか」「海はどうしてできたのか」に続く「地球に強くなる三部作」完結編!

黄河、アマゾン川から多摩川、天竜川まで――いままでになかった「推理小説のような」川の本!

地球上には無数の川が存在しています。最初は同じ雨水なのにその姿は千差万別で、ときに人間には信じられないふるまいを見せます。

川の面白さは、家で地形図を広げて眺めているだけで、「なぜこんな姿をしているんだ?」という謎が次々に浮かんでくるところにあります。

標高数千メートルのヒマラヤ山脈を越える川、砂漠でいきなり洪水を起こす川、黄河・揚子江・メコン川の不思議な流路、

平地より高く流れる川、ほかの川の流れを奪う川……まるで魔術のような数々の現象は、なぜ起こるのでしょうか? 

第1部では「地形の名探偵」とともに、これら川のマジックの謎解きに挑んでいただきます。

また、一つの川の流れには、いくつものドラマチックな物語があります。第2部では、川の「運命」を大きく分ける分水嶺にはじまり、

上流・中流・下流それぞれに秘めた川という地形の正体を、最もポピュラーな川の一つ、多摩川を下りながら見ていきます。

プレートテクトニクスとの密接な関係から、その意外な「終着駅」まで、大きなスケールで多摩川をとらえなおします。

そして第3部では、著者が地形図をにらみながら独特の推理を働かせて、川の定説に大胆に挑みます。なかでも圧巻は、

「天竜川の源流は諏訪湖」という常識への挑戦です。想像の翼を広げた仮説が指し示す、驚きの「源流」とは?

時空を超えた、壮大な地形のミステリーツアーをぜひ体験してください。

藤岡 換太郎[フジオカ カンタロウ]
著・文・その他

内容説明

黄河と揚子江の奇怪な流路、ヒマラヤを越える川、砂漠に突如起こる洪水、天竜川の源流の謎―悠久の時を遡り、川のトリックを解き明かす!地球に強くなる三部作第3弾!

目次

第1部 川をめぐる13の謎(大河の大迂回―黄河と揚子江;ヒマラヤを乗り越える川;「桃源郷」に密集する三つの大河 ほか)
第2部 川を下ってみよう(川はどうしてできたのか;上流の風景;中流の風景 ほか)
第3部 川についての私の仮説(天竜川の源流はロシアにあった?;かつてのアマゾン川は途方もなく大きかった?;大陸には大きな川が三つできる?)

著者等紹介

藤岡換太郎[フジオカカンタロウ]
1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。2012年退職、現在は神奈川大学、桜美林大学、放送大学などで非常勤講師。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

58
実はこの三部作で一番読みたかったのが本書。車にせよ鉄道にせよ川沿いを通ることが多く、周りの山や平地を含むその風景が大好きだから。でも今回出版順に読んで大正解だった。本書に書かれる内容はほぼ期待通りで、加えて海底の川とか色々新しいことも教わった。そんな中で、著者が敢えて「荒唐無稽と言われるかもしれないが」と断り書きを入れた最後の章が、三部作のまとめの意味もあってすごく面白かった。「検証できそうにもない」と言いながら、それまで論じてきた知見から仮説を立てる発想は新鮮だしそれなりの根拠もある。楽しい読書だった。2021/01/29

翔亀

54
山・海ときて今度は川。このシリーズ、柳の下にドジョウは三匹もいないかと思ったが、この著者の本領発揮という感じ。前二作は最新地球科学を紹介する入門書の色彩が強かったが、そもそも川については研究の蓄積自体がないことも幸いしてか、元々フィールドに強い著者が多摩川や天竜川を歩いて構想した独創が前面に出ている。曰く、多摩川の末端は河口ではなく、東京湾にかつてあった「古東京川」に続き、さらに相模湾沖の水深9200mの坂東深海盆(深海に強い著者の命名)に注ぐ。曰く、天竜川の源流は諏訪湖でなく、信濃川、さらに↓2016/06/27

雲をみるひと

36
川に関するエピソード集。具体例とともにわかりやすく解説されている。海進や海退で川が分割されるなど想像力を働かせられるエピソードも含まれている。科学的な内容でありながら身近なトピックが多く扱われていて読ませる工夫がされている。良本だと思う。2021/09/10

kk

34
川ってものは、蛇行による振れなんかはともかく、ずっと昔から同じような場所を同じように流れてるもんだと思ってました。が、流れの向きが正反対に変わったり、上流と下流が付け変わってみたり、かなり意表を突いた変化を遂げるもんだったんっすね。それと、多摩川。単に東京と神奈川の境としか思ってなかったんですが、なんと、地塊とプレートの境を流れる、地質学的にも特別な川だったとは! こんなに身近な川なのに、何も知らんかった。地味だけど、何か浪漫です。2019/09/23

kaizen@名古屋de朝活読書会

27
#感想歌 川の謎川の原理と歴史から図写真使い説明ていねい 洪水や土石流など災害の視点が弱い人には無理か2017/09/26

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