ブルーバックス<br> 宇宙になぜ我々が存在するのか―最新素粒子論入門

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ブルーバックス
宇宙になぜ我々が存在するのか―最新素粒子論入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062577991
  • NDC分類 429.6
  • Cコード C0244

出版社内容情報

我々の体は物質からできている。なぜ物質だけ残って反物質は消えたのか。その謎を解く鍵はニュートリノに。最新素粒子論が解明する!宇宙の根源に迫る壮大なストーリー
この宇宙に存在する「私」の起源に迫る

私たちは宇宙の塵からできているといわれています。じつは、宇宙が原子よりもっと小さくて熱かったころ、塵のもとになった物質と、その反物質が衝突しては消え、新しい物質と反物質が生まれては消えて……、そんなことを繰り返していました。
それがあるとき、宇宙の温度が少しだけ下がると同じ数だけあった物質と反物質のバランスが崩れ、ほんのわずかな反物質が物質に変わり、私たちが存在する物質だけの世界ができたお蔭で、私たちが生まれてきたというのです。その鍵を握っているのが、いままで質量がゼロだと思われていたニュートリノにあったのです。

・いったいニュートリノにどうして質量が生まれたのか?
・ニュートリノはどうしてこんなにたくさん宇宙に存在しているのか?
・なぜニュートリノには左巻きしか存在しないのか?
・右巻きニュートリノはどこへ消えたのか?
・ヒッグス粒子によってニュートリノはどうやって質量を得たのか?
・右巻きニュートリノがインフレーションを起こしたって本当?
・ヒッグス粒子は「顔なし」ってどういうこと?        

これらの謎を解き明かしていくと、そこには思いもよらない結末が……。
最新の素粒子理論を駆使して、最新の宇宙像に迫る、村山先生の最新作!
スラスラといっきに読めて、しかも読み終わったあと、
宇宙の見方がぜったいに変わります。

第1章 恥ずかしがり屋のニュートリノ
宇宙はウオボロスのヘビ/宇宙は正体不明の物質で満ちている/消えたエネルギー
第2章 素粒子の世界
強い力の正体/弱い力の正体/四つの力の統一に向けて/CP対称性の破れ/小林―益川理論の登場
第3章 とても不思議なニュートリノの世界
鍵を握るニュートリノ/ニュートリノの重さ/ニュートリノは時間を感じる/カムランドの実験
第4章 ものすごく軽いニュートリノの謎
ニュートリノはいつも左巻き/左巻きニュートリノは超重量級/左巻きニュートリノが軽いわけ
第5章 ニュートリノはいたずらっ子?
力の統一とニュートリノ/宇宙に私たちがいるのはニュートリノのおかげ/物質と反物質のふるまい
第6章 ヒッグス粒子の正体 ヒッグス粒子は神の粒子?!/一〇〇〇兆回の衝突で一〇個のヒッグス粒子/光子とミューオンを探せ/自発的対称性の破れ/ヒッグス粒子が冷えて宇宙に秩序が/統一の時代
第7章 宇宙になぜ我々が存在するのか
宇宙は膨らんでいる/ビッグバンの証拠/インフレーション理論/素粒子のゆらぎのしわ /宇宙のはじまりに迫る/超ひも理論に期待/原子より小さかった宇宙の誕生に迫る/宇宙の過去を映し出す「すみれ計画」


村山 斉[ムラヤマ ヒトシ]
著・文・その他

内容説明

私たちは星のかけらからできています。では、その星たちは何からできているのでしょうか。宇宙のはじまりにどんどん近づきながら、宇宙はどうやってできてきたのか、どうして私たちがこの宇宙に存在しているのかをニュートリノ、ヒッグス粒子、インフレーション、暗黒物質など最新の知見を手がかりに解き明かしていきます。

目次

第1章 恥ずかしがり屋のニュートリノ
第2章 素粒子の世界
第3章 とても不思議なニュートリノの世界
第4章 ものすごく軽いニュートリノの謎
第5章 ニュートリノはいたずらっ子?
第6章 ヒッグス粒子の正体
第7章 宇宙になぜ我々が存在するのか

著者等紹介

村山斉[ムラヤマヒトシ]
1964年東京生まれ。東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の初代機構長、特任教授。米国カリフォルニア大学バークレー校物理教室教授。1991年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学大学院理学研究科物理学科助手、ローレンス・バークレー国立研究所研究員、カリフォルニア大学バークレー校物理学科助教授、准教授を経て、同大学物理学科MacAdams冠教授。米国プリンストン高等研究所メンバー(2003~2004年)。専門は素粒子物理学。2002年西宮湯川記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

117
題名からすると宇宙に関する哲学的な感じの本かと思いました。素粒子と宇宙の関連を書かれているということで比較的この分野の本にしてはわかりやすい気がしました。むかし岩波新書で湯川先生の「素粒子」という本を読んだときにはちんぷんかんぷんでしたがこの本ではよく理解できます。2015/09/29

コットン

73
ニュートリノやビックス粒子、暗黒物質などの話を比較的分かりやすく解説されている良書。発見したというためには確実性を(5σ)99.99994%まで高めないといけないというのだから厳しい気もする。2021/07/18

ひろき@巨人の肩

56
Audiobookにて。ニュートリノの振る舞いや宇宙の起源を直感的にイメージできた。初期宇宙は相転移を繰り返し、重力、強い力、弱い力、電磁力に分岐。素粒子物理学は過去宇宙を再現し、その場の素粒子論からエネルギー統一を試みる。本書は弱い力と電磁力が分離する電磁相転移前後の話。この時ヒッグス粒子が真空へ満たされて光子以外の素粒子が抵抗を受け質量が生まれた。一方、ニュートリノは左巻きしか存在していない事実がCP対称性の破れによる物質世界のヒント。大統一理論で存在が示唆される重たい右巻きニュートリノが見つかるか。2019/04/26

たー

42
分かりやすいけど、分かりやすくし過ぎてちょっと物足りない感じ。2013/02/26

p.ntsk

41
最新素粒子入門。主に物質の存在に関わるニュートリノとヒッグス粒子のお話でした。2015/09/27

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