- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社ブルーバックス
内容説明
微生物発酵で卵自動温め装置を作るクサムラツカツクリ、自分の血管から栄養を子供に吸わせて育てるコモリガエル…。死と隣り合わせの過酷な自然の中で編み出された「あっ!」と驚く子育て法の数々を、著者自らの手による豊富なイラストを交えて紹介。
目次
第1章 そもそも、なぜ子育てをするのか
第2章 親子の絆の形成
第3章 子育てをひとまかせにする
第4章 子供を守る
第5章 子を殺す・子を捨てる
第6章 子育ての場所と餌の調達
第7章 一族あげての子育て(子育てヘルパー)
第8章 学習
著者等紹介
長澤信城[ナガサワノブキ]
1930年、長野県の山里に生まれる。幼年時代から花鳥風月を愛し、アリストテレスの倫理学に傾倒する。東京高等師範学校(現筑波大学)動物科卒業後の教職中は、高等学校用教科書、実験指導書、視覚教育教材、学習参考書等を多数手がける。現在は自慢の健脚を武器に、ナチュラリストとしての日本的イベントを計画し、準備中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
22
#説明歌 托卵と子捨て子殺し子を守る親子の絆手伝い学習2018/01/23
くまこ
5
著者自身のイラストがとてもよかった。特に、鳥の描き方が観察スケッチとしても解説図としても絶妙。いいお手本になった。タイトルは動物の子育てだが、子殺しについても少し触れられている。ヒトはなぜ子どもを虐待し殺したりしてしまうのだろう?単純に動物が好きで動物行動学の本を読むようになったのだが、その答えが見つかるのかわからない。2012/12/30
ゆう
2
動物はほんとに驚く子育てをしている。子を殺す・捨てることも優秀な遺伝子を残すためのようだ。知っていることも多かったが興味深く読むことができた2010/05/05
みそ
1
子育てがテーマというと「家族愛」のような人間側の解釈が入りがちだけど、そんなことはなく淡々と書かれていて面白かった。(ブルーバックスだからかな?)動物たちも、子育てには苦労してるんだなぁ……。「動物の子育てはこうなんだから人間も真似しよう」みたいに安易に結びつけるのは危険だけど、群れ(社会)で子育てするみたいな発想は参考にしても良さそう。2020/08/09
てきとうくん(出荷)
1
絵ちょううまい 雀の話が衝撃的だった