ブルーバックス
科学の大発見はなぜ生まれたか―8歳の子供との対話で綴る科学の営み

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  • サイズ 新書判/ページ数 267,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062573955
  • NDC分類 402
  • Cコード C0240

内容説明

科学の営みとは、「定説」とされる科学理論を正確に理解したうえで、それを批判し、修正していく試みの連続である。理論の反駁に実際に成功し、その誤りを具体的に指摘すれば、それは一つの発見であり、さらにその誤りを克服する新たな理論を提示できれば、もう一つの発見となる。こうして科学の大発見は生まれてきた。

目次

科学とはそもそも何なのか
アリスタルコスからコペルニクスへ
どうして科学者を信じるの?
ガリレオお手製の望遠鏡
人工衛星というアイデア
重力はどこでも同じなの?それとも少し違うの?
科学と迷信
物理学におけるもっとも重要な問い
世界は何か他のものでできているとだれもが思う
プラトンからデカルトへ〔ほか〕

著者等紹介

アガシ,ヨセフ[アガシ,ヨセフ][Agassi,Joseph]
1927年、現在のイスラエルに生まれる。ユダヤ教に疑問をもち宗教学校を退学。哲学を志向する。ヘブライ大学で物理学修士、ロンドン大学で哲学博士の学位を取得。この間、著名な科学哲学者ポパーに師事する。1971年、『自然哲学者としてのファラデー』を出版し、科学史家としての地位を確立。ホンコン大学、イリノイ大学などの教授を歴任後、現在、ヨーク大学およびテルアヴィヴ大学の哲学科名誉教授。専門は科学哲学、科学史、物理学、形而上学のほか多岐にわたる

立花希一[タチバナキイチ]
1952年、東京都に生まれる。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科哲学専攻単位取得満期退学。現在、秋田大学教育文化学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

19
#感想歌 8歳か10歳くらいに科学館などでじっくり科学に浸ろ p.s. なぜなぜ問答のような記述となっており、ちょっと古い科学のなぜに答えている。  デカルト、ニュートンという古典的理論家の紹介がある。  エーテルについては、詳細に記述している。  マクスウェル、アインシュタインのような現代理論の紹介も少しある。2017/09/20

白義

12
ブルーバックス史上トップクラスの名著。ポパーの弟子である著者が八歳の息子と語る、最も分かりやすい科学史と科学哲学史だろう。古代ギリシャのタレスから現代のアインシュタインまで、このサイズに納めたのは神業としか言いようがない。一番凄いのは、科学の歴史を親子がたどるその道行きが、トライアル&エラー、検証と反証による前進という科学の方法論、その原型をきちんと再現しているところ。ラスト近くのファラデーからアインシュタインまでの流れなんて感動ものだ。デカルトやライプニッツら思想家についても触れこのコスパは異常2011/12/30

マーンムート

6
子供との対話形式をとっており、とてもわかりやすい。わかりやすいが、まあ、わかりやすいなー程度の感想。同系統のサイモン・シンの「宇宙創成」はとってもおもしろかったのですが。 私にとっては、純粋な科学の発展を語られるよりも、それに携わった人たちの人となり、あるいはドラマを語られる方が、ずっと興味が湧くようです(一部ファラデーについては人となりが語られていて、その部分はおもしろかった)。 とは言え、ギリシャ時代からアインシュタインまでをコンパクトにまとめてくれているのは好評価です。 2011/09/28

nakamu

1
一度読んだだけなので体系的な流れを全部は把握できてない。宗教と科学の分離から始まって,途中からはニュートンを軸に話が展開されてって最後はアインシュタイン。2013/03/01

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