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内容説明
スーパーコンピュータで作ったCG映像や独自のシミュレーションソフトを使ってカルマン渦から5000万年間のマントル対流まで映像化、見たことのない不思議な映像があなたのパソコンで楽しめる。
目次
第1章 数値流体力学とはなにか?―流れの科学と数値シミュレーションの基礎
第2章 飛行機はなぜ飛ぶことができるのか?―シミュレーションで学ぶ翼まわりの流れ
第3章 カルマン渦列の謎に迫る―円柱構造物のインライン振動
第4章 流れをリアルタイムで可視化する―正方キャビティ内部の非圧縮性流れ
第5章 流れを粒子で表現する―粒子法によるシミュレーション
第6章 洪水や津波の動きを予測する―水面変形の三次元解析
第7章 格子ボルツマン法による数値シミュレーション―新しい数値解析法の試み
第8章 5000万年間で地球の内部はどう動いたか?―マントル対流のシミュレーション
第9章 地下鉄駅構内を吹き抜ける風―有限要素法による大規模並列計算
著者等紹介
矢川元基[ヤガワゲンキ]
1942年、福岡生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。現在、東京大学大学院教授。日本原子力研究所特別研究員を兼任。計算科学及び原子力安全研究に従事。米国機械学会フェロー。独国カールスルー工大学客員教授、国際計算力学連盟常任理事、日本学術会議計算力学専門委員会委員長などを歴任。計算理工学国際会議ゴールドメダル賞、日本機械学会論文賞、科学技術庁長官賞ほかを受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hazuki7890
0
ベルヌーイの定理, 流速↑で静圧↓2017/09/23
Megumi221
0
◎2011/02/21
oputy
0
現在では一般的になった流体の数値計算について、空気、水、マントル等様々な視点で説明しています。シミュレーションの結果が付いているので、読んだ内容を見た目で確認できて、印象に残りやすい本です。水理学を学んできた身としては、マントルの計算において粘性と慣性の比を考慮して支配方程式の項の有無を考えている箇所は勉強になりました。2018/08/19
悟
0
やや古い本でCDロムは基本的に使えない。それでも、数値流体力学について勉強したい人にとっては非常にわかりやすい本。流体力学の基本事項からそれをどのようにコンピュータで計算するのかまで説明されており初心者は数値流体力学の雰囲気をつかむことができ、ある程度学習した人にとってはより深い理解が得られるはず。2018/02/02