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講談社+α文庫
だれも書かなかった「部落」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062569293
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0195

出版社内容情報

タブーにメス!!京都の部落解放運動の暴走と行政の迷走を実態レポート!!
京都・同和利権の闇!!

戦前からの同和行政と解放運動の輝かしい歴史を有する京都市――。戦後においても、同和対策事業と部落解放運動の闘争スタイルはここから全国へ波及していった。その京都市で、何が起こっていたのか?「暴走列車」と化した部落解放運動と、「迷走」を続ける市役所の同和行政の実態を情報公開で追う迫真の現場レポート。同和腐敗というタブーにメスを入れ、その「闇と病み」を浮き彫りにする!!

寺園 敦史[テラゾノ アツシ]
著・文・その他

内容説明

戦前からの同和行政と解放運動の輝かしい歴史を有する京都市―。戦後においても、同和対策事業と部落解放運動の闘争スタイルはここから全国へ波及していった。その京都市で、何が起こっていたのか?「暴走列車」と化した部落解放運動と、「迷走」を続ける市役所の同和行政の実態を情報公開で追う迫真の現場レポート。同和腐敗というタブーにメスを入れ、その「闇と病み」を浮き彫りにする。

目次

序章 京都の「部落」を歩く
第1章 「暴走列車」の乗客(自立―「同和漬け」からの脱出;逆行―同和行政の常識と非常識 ほか)
第2章 京都市役所の「逆差別」(採用―運動が「墜落」するとき;崩壊―ジャンキー公務員 ほか)
第3章 「同和」の錬金術(黙認―脱税と詐取と無法開発;饗宴―同和対策室の帳簿 ほか)
第4章 「全国最悪」を語る(本音―96京都市長選にて;信頼―「同和」からの解放・神戸 ほか)

著者等紹介

寺園敦史[テラゾノアツシ]
1961年、鹿児島県に生まれる。関西大学経済学部卒業。「京都民報」記者などを経て、フリージャーナリストに。Japan Skeptics(「超自然現象」を批判的・科学的に究明する会)運営委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

19
規範を外れた少数の人達の言動の、全体への影響。読後、”公平さ”の確立の難しさ、そして”逆差別”が浮かぶ。前者は、主観的要素の客観的要素への変換。後者は、万能薬のない苦悩。痛みを理解した上で妥当性を探る、ことを土台とするも、「その具体策は?」となると、確かに簡単ではない。印象深いのが、変化を望みながら、目の前にした既得権に心が揺れる夫婦の心境。どこかに矛盾があることの裏返しなのかもしれない。国民を困惑させている法律・法令、あるいは施策だけに課題があるのか・・・。もう少し史実等を掘り下げる必要性を痛感。2013/02/13

らっそ

5
15年くらい前の京都。今も優遇された状態が続いているんだろうか?2014/06/04

luther0801

4
コメントはしにくい…2015/02/20

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

4
全解連の表野さんの発言、「圧倒的多数の同和地区住民が同和施策の恩恵を受ける事無く生活している。同和対策の集結は同和という重圧からの解放を意味する。同和という重圧からの解放は、市民的自覚を高め、市民的交流を大きく広げる力となる」、コレにつきますね。すでに必要悪ですらなく、既得権にしがみついている人がいるだけ。2013/03/29

aya

3
同和政策のゆがんだ実情を見せつけられた。本書においては既得権益にすがりつき放そうとしない部落民というよりも、京都市の同和政策の姑息さを批判していくスタイルであった。明らかに必要のない事業。これでは他の地域の人々から、同和地区は優遇されているという不平が漏れるのは仕方がない。園児のスモックを支給することは、部落解放にはつながらない。腐敗した京都市政を反面教師として、なにごとも正しく「的」を見定めた上での行動が重要だと感じた。2014/02/05

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