• ポイントキャンペーン

難民少年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062114134
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

第49回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
高等学校の部

内容説明

ぼくの名前はアレム・ケロ。十四歳。アフリカ出身。お父さんはエチオピア人。お母さんはエリトリア人。ある日突然、ふたつの国が争いはじめ、ぼくはいっぺんにふたつの祖国を失った―。家がない。お金がない。学校に行けない。家族と暮らせない。命を奪われるかもしれない。アフリカに戻れるのはいつの日だろう。争いあう二つの祖国―エチオピア・エリトリアをもつ「難民」少年の青春物語。

著者等紹介

ゼファニア,ベンジャミン[ゼファニア,ベンジャミン][Zephaniah,Benjamin]
1958年イギリス・バーミンガム生まれ。詩人。人種問題や社会問題を扱った詩も多く、「黒人のスポークスマン・ポリティカルな詩人」と評されている。学者や体制が詩に与えたイメージを憎み、そこから外に出て、本を読まない人たちをつかむことこそが、詩を人々に広めることになるのだと宣言した。人権団体、動物愛護団体、その他の政治的組織と活動を共にすること、アジアや南アメリカやアフリカで働くことは、自分の詩人としての役割と、また人々をつなげるという文化の本質を理解させてくれたと信じている。’70年代後半~’80年代初頭に現れたパフォーマンス詩人の中で、いまだに活躍している数少ないひとりでもある。1998年、北ロンドン大学は彼の活動に対し名誉博士号を与えた

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山県生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授

小川美紀[オガワミキ]
米国セント・メリー・カレッジ卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hozuki

3
祖国エチオピアとエリトアとの戦争で迫害される少年アレム。父親はイギリスにアレムを置いていき、難民として受け入れてもらうことにした。まず、親と離れないと平和に暮らせないという事実に驚愕した。その後、里親に引き取られ学校に通い始める。アレムは学ぶことに貪欲で何より楽しんでいる。どんな辛いことがあっても、ちゃんと受け入れて冷静になろうと努める。自分の意見を臆することなく、相手に伝えることが出来る。強い、挫けないで真っ直ぐに未来を生きようと必死なのだ。私は心奪われた。2019/07/01

るりこ

1
強烈な印象。かなり強い衝撃を受けたことを覚えています。

Nadja

0
島国に長く住んでいると、難民というコトバになかなか実感を持てないが、こういう本を読むとほんの少しその複雑な実情が見えてくる。「君のためなら千回でも」

Mits

0
A 小学生から中学生にかけて繰り返し読んだ本.調べたら高校生の課題図書だったみたい.紛争とか難民とか日本に住んでるとなじみが薄いし他人事だけど,こういうの読むのはいいことだと思う.それはさておき,アレムのかっこいいこと.14歳の少年なりに泣いたり反抗したりわがまま言ったりするんだけどでも肝心なところでしっかりしてるし,なんたって物怖じしない.きっといい男になるよ.

鈴と空

0
2006年以前

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/63985
  • ご注意事項