講談社文庫<br> 五つの首

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講談社文庫
五つの首

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061844544
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

京に上らんとする織田信長を襲う“首狩人”の挑戦。流浪の将軍・足利義昭を織田家に招くため腐心する信長のもとに、5人の殺人を予告する首なし人形が届いた。1つ、2つ、3つ、予告通りに首が仕留められていく。そしてその最後の標的は信長本人だ。難事件に立ち向かう信長の名推理を描く長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

34
織田信長推理帳の第2弾。第3弾は既読。 織田信長が足利義昭を織田家に招く際に起こる事件を解決する話。サクサク読めるので一気読み。 市橋長勝と大橋宗桂で何か話があれば面白そうな気がする。2015/11/11

TheWho

18
織田信長の絶妙な推理で、木津川口の合戦を巡る小早川隆景との謀略戦を制する著者前読の織田信長推理帖シリーズ第三弾「謀略の首」と同じくシリーズ第2弾。越前の朝倉義景に身を寄せる流浪の室町将軍である足利義昭を招く織田信長の元で起きた奇怪な殺人事件と、5人の殺人を予告する首なし人形が絡む謎に挑む織田信長を描く歴史ミステリー。物語は、信長を狙う三者三様のエピソードから始まり、殺人事件の実像が絡み合い謎が謎を呼び絶妙なミステリーへと展開していく。前読の「謀略の首」と同じく著者初期作品を堪能した一冊でした。2016/06/18

ちばっち

3
この本の為ではないのですが英傑の日本史(織田軍団編)を読んでいたので登場人物それぞれをある程度知っていたのでより一層面白かったです。主人公の信長が私のイメージする信長そのままで目に浮かぶようでした。スピード・合理化を良しとする殿に必死で着いていく家臣たち。大変そうだなぁ。登場人物が多く、それぞれに思惑を持っているので最後まで気を抜けません。ドミノ倒しのようにラストでパタパタと“そういう事だったのか!”と理解できて気持ち良かったです。2014/04/11

ドドイツ

2
読み易い。想像を越えていく事は無かった。2015/08/24

2
シリーズ第2弾。前作『修道士の首』は短編集でしたが、本作は長編。長くなった分、ミステリ色が強まったかというとそうでもなく、物語の焦点となるのは足利義昭美濃入国をめぐる謀略戦。作者は謀略の手のうちを伏せることもなく、その進行をけっこうあからさまに描いているため「志村ーっ、後ろ、後ろ!」といったノリで物語は進んでいくのであります。冒頭、三者三様の謀略の背景が描かれるのですが、そのうちの二者は道中の義昭を襲って返り討ちにされるという程度の扱いで、読者に対するめくらましにもなっておらず、拍子抜け。星2つ。2014/12/04

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