講談社文庫<br> 箱根の坂〈中〉

講談社文庫
箱根の坂〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061839816
  • NDC分類 913.6

内容説明

守護今川義忠の死による混乱を鎮めるため、早雲は駿河に下り、嫡子竜王丸を後見することになる、。室町幕府の力は無きに等しく、国人、地侍たちが力を示し始めた大きな時代の変化を、鋭く先取りした早雲は、天性の智略で彼等の信望を得、見事に政敵を退けた。有名な、北条の治世の土台を築いた早雲。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

31
上巻もそうやったけど「ミュージカルかっ!」てツッコミいれたくなるぐらい中巻も「うた」がよお出てきた。 太田道灌の猿のエピソードはどっかで聞いた話やなぁと思ってたら『太閤の白猿』っていう落語での伊達政宗やった。同様のエピソードは大友宗麟や立花道雪でもあるらしい。 ちょっとだけ骨皮道賢の妹っていう人が出てきてたけど下巻で活躍すんのかな?2016/03/25

detu

21
12/31〜1/3了。正月用に借りた図書館本が有るというに自書棚からの再読。止まらなくなってしまった。伊勢新九郎、早雲の小気味の良さ。こんなリーダーが現代の我が国にも現れないものかと嘆息してしまう。下巻へ。2023/01/04

出世八五郎

6

なつきネコ

5
変化して行く世界が実感できて面白い。北條早雲がやっと表に出て来て、世に楔を打ち込むと、おもいきや歩みはゆったりとしっかりと歩む。まさに早雲は大器晩成の偉人だな。 司馬さんの人物は野望に満ちた人物を書いてるイメージがあるけど、欲少なく世のために役割をやり遂げるだけと言うイメージが良い。司馬さんのなかでは最高の人物描写じゃないかな。2013/09/29

ながちゃこ

5
百姓の時代になることを読み、行動する早雲に今の時代でも学ぶことはたくさんある。人はいくつになっても事を成し遂げることができるんだと、前向きな気持ちになった。2011/06/07

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