出版社内容情報
松本 清張[マツモト セイチョウ]
著・文・その他
内容説明
女王卑弥呼は殺害された―。北部九州は魏の《コロニー》であった―。過去の学説研究に精細な検討をくわえ、新しい邪馬台国像をうちたてるべく、著者はユニークな史眼をもって果敢に挑む。通説という罠は見事に駆逐された。本書には邪馬台国の真実の相が、鮮明な印象と迫力を伴って浮彫りにされている。
目次
1―神仙的「倭人伝」
2―「倭」と「倭人」
3―虚と実
4―倭の女王
5―北部九州のなかの漢
6―ツイタテ統治
7―外交往来
8―南北戦争
9―信仰風俗
10―女王国消滅