内容説明
妖怪を具現化する本『本草霊恠図譜』を巡る小夜子たちと有鬼派の戦いに登場するいい加減男・龍造寺。彼はそのいい加減さとは裏腹に、ある特殊任務についていた。彼は小夜子たちの味方か、それとも有鬼派の手先か?予断を許さぬ情勢の中、ついに有鬼派は世界を根底から覆す最大最強の鬼神を召喚。小夜子、白石、時実、石和は野望を阻止すべく、更なる激戦の地へ。
著者等紹介
化野燐[アダシノリン]
1964年、岡山県生まれ。1999年、『幻想文学』誌上にてデビュー。『怪』、『幽』などに論考・書評を寄稿
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
10
遂に話は本題へ~と期待して読み始めたのですが…残念ながら龍造寺さん視点でした。また違った方向から話が見えたのですが…同じ物を読み進めるのに疲れました…。 残念だけど、このシリーズはここで少しお休み。また読みたくなったら手に取る感じかな。2015/06/29
とことこ
7
龍造寺から見た事件のあらすじってやつですね。そしてやっと1つに繋がり事件が解決?する。読んでてなんか違和感を感じてたんですけど最後にわかりました。なるほど。それぞれが訳も分からず巻き込まれたけど成長できたっぽくてよかった。でもこのままじゃ終わらない。まだ始まりなんでしょうね。2013/02/07
眠る山猫屋
7
再読。同じシーン・違う視点も…三回目(苦笑)。 一気読みは疲れます。龍造寺くんの活躍に惚れ惚れ。他のキャラはみんな素直だからなぁ。歪み方も素直な方が多いw 妖怪・妄想を具現化する書物を巡る争いも一段落。プロローグは終了…ってトコですね。2011/04/24
ソラ
3
【読メ登録以前読了作品】2006/11/18
お人形
3
今回は一冊まるまる龍造寺主役編。前二冊より軽快で読みやすかった。そして第一部完。ラストバトルが熱かった。童がかわいい。2012/02/07