内容説明
妖怪を具現化する力を持つ妖怪図譜『本草霊恠図譜』。この禁断の書を学園内の土蔵で発見した美袋学園司書・小夜子に「有鬼派」と呼ばれる者達が次々と襲いかかる。本の力を使い、今在る世界を根底から覆そうとする「有鬼派」、凶悪な計画の全貌を知り、本を死守する小夜子。巨大学園都市を舞台に壮大な戦いが始まる。
著者等紹介
化野燐[アダシノリン]
1964年、岡山県生まれ。1999年、『幻想文学』誌上にてデビュー。『怪』、『幽』などに論考・書評を寄稿
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感想・レビュー
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Penguin
12
完結しないことはわかっていたが、正直もう少し話が進と思っていたので残念…2012/07/28
眠る山猫屋
8
再読。とある学園都市。密かに進む世界転覆の陰謀。妖怪を具現化する書籍。パソコンの中をさ迷う妖怪。 おもしろ。雑学もてんこ盛り。でもプロローグ。今回は黒猫の小夜子とハクタクの白石くんのみ活躍。2011/04/19
はんみみ
7
初読み作家さん。想定外な位には面白かった。期待してなかったので途切れ途切れに読んだので、すっきりしないのは、読み落としたのか書かれて無いのか… *壮大な物語が後ろにあると暗示されるのはあまり好みじゃあ無いし、主人公達のどちらも魅力を感じないけど、次も読んでみよう。2015/02/19
とことこ
6
ハジメマシテの作家さん。どうもこの1、2ヶ月は怪談とか幽霊とか妖怪ものばかり読んでます。しかしこのお話はなんというか難しいけどなじみのある妖怪さんがでてくる。まだ事件が始まったばかりで人物紹介の巻みたいでした。続編も読まないともやもやしちゃうわ~。だって何がどうなってるのかわかんないもん。まさに主役の小夜子や白石も同じ気持ちでしょう。2012/11/14
よっしー
4
化野さんの作品という事で読んでみました!! 人工憑霊って何なのか…と思いながら読み進め、途中で理解。 光景を想像すると、結構えげつない感じの場面もありましたが、設定は面白い!! 途中、人物が増えすぎたのか誰が誰だかわからなくなりながらも読了(笑 とりあえず、次に進んでみよ~!!2015/06/11