内容説明
かつて東と西を結んだのは、いわゆる「シルクロード」だけではない。それより北のステップ地帯を貫くルート、東南アジアの沿海諸港を中継点とする海上の道もまた「シルクロード」同様に重要なルートであり、どちらも中国の絹をはこぶ「絹の道」であった。これらのルートやそれを支えた人々が、東西のはざまでいかなる役割を演じていたかを考察する。
目次
序章 世界史における東西交渉
第1章 東西交渉と極奥アジア
第2章 東西交渉と河西通廊
第3章 東西交渉とモンゴリア遊牧民
第4章 東西交渉とシベリア森林民
第5章 東西交渉と古代のカンボジア
第6章 東西交渉とスマトラ島
著者等紹介
松田壽男[マツダヒサオ]
1903年東京生まれ。東京大学東洋史学科卒業。國學院大学、京城帝国大学、早稲田大学教授を歴任。早稲田大学名誉教授。中央・北アジア史、東西交渉史専攻。内陸アジア史学会初代会長。1982年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 金融危機後の世界