内容説明
江戸は娯楽の宝庫であった。軽業、曲独楽、のぞきからくり等、修練の極をしめす街頭の芸人の至芸や珍奇さを売り物にした見世物・大道芸、宝引きや蛍狩りといった四季折々の好楽、大山詣りや富くじ等の信仰と結びついた行事や遊び…。江戸の暮らしに潤いとリズムを与えた娯楽の数々を、庶民の飾らない心の内を映し出す小咄・川柳を配して紹介する。
目次
その1 見世物(軽業;篭抜け ほか)
その2 大道芸(万歳;角兵衛獅子 ほか)
その3 日常の遊び(髪結床;銭湯 ほか)
その4 四季の好楽(宝引き(福引き)
摘み草 ほか)
その5 信仰をめぐる楽しみ(初牛;六あみだ詣 ほか)
著者等紹介
興津要[オキツカナメ]
1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近代文学。1999年没
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