講談社学術文庫<br> 江戸お留守居役の日記―寛永期の萩藩邸

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講談社学術文庫
江戸お留守居役の日記―寛永期の萩藩邸

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596207
  • NDC分類 210.52
  • Cコード C0121

出版社内容情報

根まわしに裏工作――現代社会の原像
藩の命運を賭けてたたかう外交官

時代は江戸初期。江戸藩邸に詰めて幕府・諸藩との折衝にあたった萩藩江戸留守居役、福間彦右衛門の日記『公儀所日乗』。そこには二千人の藩士が暮らす藩邸の生活の様子や留守居役の実像が細かく記されている。由井正雪の乱や支藩との対立など、迫りくる危機を彼らはどのように乗り越えたのか。第一級史料が描き出す、藩の命運を賭け奮闘する外交官の姿。

江戸時代初期の環境の中で、幕藩間をむすぶ留守居役の活動は、藩にとって死活をとわれる緊張した重要任務であった。のちの留守居役のように、糸目をつけない交際費を使って、吉原でどんちゃん騒ぎをしていられる時代ではなかったのである。……当時の社会の雰囲気と江戸藩邸の実態を、留守居役とかれをとりまく人々をとおして感じとっていただきたい。――(本書「はしがき」より)

第1章 お留守居役と幕閣・旗本
 1.藩主と留守居役
 2.取次の老中
 3.旗本とのつきあい
 4.さかんな有力者の牢人斡旋
第2章 支藩との対立
 1.本家から独立の画策
 2.秀元と秀就
 3.対立はつづく
第3章 萩藩の江戸屋敷
 1.麻布下屋敷の拝領
 2.屋敷の拡張
 3.麻布下屋敷の構造
 4.江戸勤番の生活
第4章 他藩との交渉
 1.領民をめぐるトラブル
 2.隣の御屋敷とのトラブル
 3.武家奉公人の「走り」
第5章 町人と江戸藩邸
 1.江戸藩邸と町奉行支配
 2.町方の者との紛争
 3.寛永の大飢饉と江戸藩邸
第6章 御家のために
 1.福間彦右衛門の日常
 2.諸家留守居役の連携
 3.正保国絵図の色分け
 4.東大寺領没収の攻防
第7章 二つの代替わり
 1.秀就の死
 2.由比正雪の乱の波紋
 3.長門国目付の派遣
 4.本藩・支藩関係の安定


山本 博文[ヤマモト ヒロフミ]
著・文・その他

内容説明

時代は江戸初期。江戸藩邸に詰めて幕府・諸藩との折衝にあたった萩藩江戸留守居役、福間彦右衛門の日記『公儀所日乗』。そこには二千人の藩士が暮らす藩邸の生活の様子や留守居役の実像が細かく記されている。由井正雪の乱や支藩との対立など、迫りくる危機を彼らはどのように乗り越えたのか。第一級史料が描き出す、藩の命運を賭け奮闘する外交官の姿。

目次

プロローグ 福間彦右衛門の登場
第1章 お留守居役と幕閣・旗本
第2章 支藩との対立
第3章 萩藩の江戸屋敷
第4章 他藩との交渉
第5章 町人と江戸藩邸
第6章 御家のために
第7章 二つの代替わり
エピローグ 彦右衛門の引退

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学史料編纂所教授。文学博士。専攻は、近世日本の政治・外交史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。