出版社内容情報
「一夜妻」「一時女郎」「女のよばい」「いざいほう」等々、わが国には、古来特色ある性にまつわる民俗が存在し、さまざまな形で各地に伝承されてきた。こうした性風俗の実態は、部外者へ明らかにされることはない。『伊勢物語』等の古典文学、『日本書紀』等の史書から民謡までもあまた渉猟し、日本人の性への意識と習俗の伝統を、民俗学的見地からたどり返す。
おまつり/一生一度のほててんご/寝殿/一夜妻/一時女郎/夜妻・朝妻/神の嫁の選定/初夜の権利/浮気のさび/東枕の窓の下/よばい/かよう男/男を待つ文学/鐘に恨みは/女のよばい/色好み/うわなりねたみ/いなみ妻/遊女の発生/情死/心中死まで(1)/心中死まで(2)/密通/妻敵討ち/伊勢の留守/ぼんがま/性教育/ふんどし/田の巫女/赤不浄/私生児/くなどの神/中棒/くぼの名は/女に笑われぬ男
池田 弥三郎[イケダ ヤサブロウ]
著・文・その他
内容説明
「一夜妻」「一時女郎」「女のよばい」「いざいほう」等々、わが国には、古来特色ある性にまつわる民俗が存在し、さまざまな形で各地に伝承されてきた。こうした性風俗の実態は、部外者へ明らかにされることはない。『伊勢物語』等の古典文学、『日本書紀』等の史書から民謡までもあまた渉猟し、日本人の性への意識と習俗の伝統を、民俗学的見地からたどり返す。
目次
おまつり
一生一度のほててんご
寝殿
一夜妻
一時女郎
夜妻・朝妻
神の嫁の選定
初夜の権利
浮気のさび
東枕の窓の下〔ほか〕
著者等紹介
池田弥三郎[イケダヤサブロウ]
1914年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。国文学者。民俗学者。慶応義塾大学教授、洗足学園魚津短大教授を歴任。NHK解説委員、同用語委員、国語審議会委員等もつとめた。1977年、紫綬褒章受章。1982年没
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