内容説明
世界屈指の、優美にして明晰な言語であるフランス語。この洗練された言葉が生んだ馥郁たる文化を芳醇な酒のように愉しみつつ、本書は、発音・会話・単語・作文・読書の五視点から言葉の特質を解明する。流れる音楽としての発音、独特の発想から、辞書の引き方、単語の覚え方まで、フランス語をいかに学び、味わうかを追究した、香気あふれる入門書。
目次
1 何よりもまず音楽を―発音について
2 あいさつは握手とともに―会話の楽しさ
3 ことばの連想ゲーム―単語のおぼえ方
4 ことばの建築術―作文と文法について
5 「人間」とは何か―フランス語の発想について
著者等紹介
田辺保[タナベタモツ]
1930年京都生まれ。大阪外国語大学仏語科卒業後、京都大学大学院博士課程修了。パリ大学留学。仏文学専攻。文学博士。大阪外国語大学、岡山大学、大阪市立大学各教授を経て、現在、神戸海星女子学院大学講師
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