講談社学術文庫<br> 巨大古墳―治水王と天皇陵

講談社学術文庫
巨大古墳―治水王と天皇陵

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061594432
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0121

内容説明

五世紀ごろに数多く作られた巨大古噴。謎の多い誉田山古墳(応神陵)、大山古墳(仁徳陵)など雄大な古墳が作られた時代の実態を、数々の発掘調査に携わった著者が鋭い史眼で解明し、さらに、多数の航空写真や図解によって、古墳時代・古代人からのメッセージを鳥瞰する。古代史ファン、研究者待望の書。

目次

第1章 仁徳陵から大山古墳へ
第2章 空から見た巨大古墳
第3章 地図と文献にあらわれた古墳群
第4章 大山古墳を考える
第5章 年代をさぐる
第6章 河内平野の考古学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akiro OUED

2
ナスカの地上絵は空からでないと全容が見えない。巨大古墳もまた同じ。治水王のインフラ整備の業績や古墳建設の記事が記紀には見当たらないのはなぜだろう。今の政治屋なら、大声で自慢するはずだけどね。考古学者に陵墓参考地の調査を許可しないのは、宮内庁の人たちが神秘主義者だからか。2022/12/30

misui

2
古墳をめぐる考古学がどれだけ慎重であるかを思い知らされた。それは安易に被葬者を比定しない点や、記紀等の記録を妄信することを諌める点を見ても窺える。自分としては研究者側のスタンスに対する疑問への解答の端緒を得られたことが大きかった。2009/08/27

Jimmy

1
実はあまり面白くなかったです。情けないけど自分はやはりもうちょっと俗っぽい方が面白く思う、ってレベルって事ですね。2015/09/27

いちはじめ

0
元版は1980年。そこでの問題提起が今も有効というのは少し情けない気もする。考古学者というのは悠久の時間を扱うだけに気が長いのか?2001/02/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/68230
  • ご注意事項