講談社学術文庫<br> ケインズ

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講談社学術文庫
ケインズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061591059
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C0133

内容説明

1930年代の世界恐慌下、大量失業を救うために低金利政策と積極的な公共投資を主張して、伝統的理論を一新したケインズ。その経済思想と彼の代表的学説『雇用・利用および貨幣の一般理論』の骨格を、豊富な図表を用いて平易に説き、ケインズ経済学の真髄を論究。欧米など先進各国の経済運営に画期的変革をもたらし、いま再び世界的な長期不況の下で注目される大経済学者の理論と影響力を描く力作。

目次

1 現代経済思想としてのケインズ(ケインズの問題意識とその形成;若き日のケインズの哲学)
2 ケインズの生涯(幼・少年時代;大学時代;第一次大戦時代;『一般理論』とその後)
3 ケインズの理論―『雇用・利子および貨幣の一般理論』(一般理論とはどういう意味か;古典派経済学の二つの公準;有効需要の原理;第三編の「消費性向」について;ケインズの投資決定理論;『一般理論』の体系の要約 ほか)
4 ケインズと現代(国際通貨制度とケインズ;ポスト・ケインジアンにおけるケインズの継承と発展;ケインズ批判の波の中で)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

2
経済学がよく分からない流れで参考文献を芋づる式にたどって本書を手にした。どこまで理解できたかはかなり怪しいが、少なくとも「一般理論」は経済学において万民が理解する合意事項ではなく、注意深く読んで理解すべき理論であることが伺い知れた。また、経済学そのものが、多様な論理の集合であるにも関わらず、断片的に「世間の常識」かの様に不用意に認識に入り込んでくる(規制緩和で景気がよくなる等)のは注意して、出所とロジックを確認する必要があるだろう。それと共にやはり経済学的常識を素養として学んでおく必要があると感じる。今日2023/07/16

でん

0
「社会の将来は不確実なのである。それゆえに多様な予想が成り立つ。多様な予想が成り立つゆえに、現在の安定・均衡が成り立つのである。」(p393)2013/06/14

Maecenas

0
キャンセル:内容が難しすぎて、じっくり読まないと理解できない。学生には良いが、時間が無い社会人向けではないので、キャンセル。2010/02/13

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