講談社学術文庫<br> 幾何の発想

講談社学術文庫
幾何の発想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061589292
  • NDC分類 414
  • Cコード C0141

内容説明

ナイル河、そしてチグリス、ユーフラテス。大河氾濫後の原状回復の要請による測量術から、幾何学は誕生したという。やがて〈数学の父〉ターレスの登場、さらにピタゴラス、ユークリッドへと受けつがれ、アポニウスの円錐曲線へ。達意の名文家として知られる著者が、数学の面白さを伝えることを第一義にまとめた幾何学の歴史。ソフィストの三大難問・一筆書き問題など知的好奇心に溢れる挿話を満載。

目次

エジプトとバビロニア
ターレス
ピタゴラス
ソフィストと三大難問
不可能の証明
ユークリッド
アルキメデス
アポロニュウス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nknskoki

1
平行線が交わらないユークリッド幾何学、平行線は交わるという非ユークリッド幾何学。僕たちが小学生の時に習った「平行線は交わらない」いう公理は実は空間が歪んでない時の話で、歪んでいる空間では「平行線は交わる」のである。しかも、この世界は空間が歪んでるという説の方が有力で。空間が歪むとは次元が上がるということで。もちろん上位の次元に住んでいる人は下位次元の世界のことが神様のように俯瞰できるが、逆に下位次元の世界に住んでいる人からすると上位次元の世界には理解できない現象がある。以下コメント欄にてメモ2020/05/24

nagata

0
実感と数学をつなぐところから考えてみようと手に取った本。土地測量から始まった幾何が、ギリシャに渡ると「科学的」追求がなされて、ようするに訳のわからない代物になっていく。何でもかんでも証明することで定理となっていくのは、読み進めばその通りなのだが、それをたどっていきつつ先人の考えの奥深さに感じ入ってばかり。少なくとも2000年も同じ問題を考え続けるっていうのは想像をはるかに超えることだけは間違いない。2016/04/12

kyokucho

0
エジプトのナイルから発生した幾何の歴史をずずずと追っていく。数学が分からなくても楽しい。2013/08/29

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