内容説明
フーリエ解析に関する書籍は少なくない。しかし、それらの中には数学的な厳密さを犠牲にした本もしばしば。本書はこれまであまり重視されてこなかった数学的厳密性にも注意を払い、とりわけＣＴスキャンとデジタルサンプリングの理論については、丁寧な記述になっている。
目次
線型代数
線型微分方程式―Ｆｏｕｒｉｅｒ変換の思想
Ｆｏｕｒｉｅｒ級数（理論編；応用編）
急減少関数のＦｏｕｒｉｅｒ変換（理論編；応用編）
超関数のＦｏｕｒｉｅｒ変換（理論編；応用編）
付録
著者等紹介
杉山健一［スギヤマケンイチ］
１９８２年東京大学理学部数学科卒業。１９８７年東京大学理学系研究科博士課程修了。現在、金沢大学理学部助手を経て、千葉大学理学部数学情報数理学科助教授
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感想・レビュー
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Ryu
2
とてもこの上なく良い本です。フーリエの解説がわかりやすいだけではなく、詳しいです。線形空間から出発し、関数空間を構成してその上でのフーリエについて解説してあります。整数論や調和積分学の話も入ってるから、読むだけで数学とは何かがわかります。CTの原理やCDの原理などもあって工学についての勉強もできます。すばらしい！2011/06/16
