講談社現代新書<br> 魔女とカルトのドイツ史

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講談社現代新書
魔女とカルトのドイツ史

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061497054
  • NDC分類 234
  • Cコード C0222

出版社内容情報

魔女狩りとホロコーストの連続性とは?
ヒトラー・カルトは、キリスト教とゲルマン文化の確執から誕生した!

異端狩り、ユダヤ人狩りや魔女狩りの悲劇は、中世から現代にいたるまで、なぜ何度も繰り返されたのか? その真相をカルト発生の観点から読み解く。

第1章 中世ドイツの集団妄想症候群
 1――子ども十字軍への熱狂
 2――集団ヒステリーのはじまり
 3――中世のユダヤ人大虐殺
第2章 ハーメルンの「笛吹き男」と子どもたち
 1――「笛吹き男」伝説の実像
 2――変貌していく「笛吹き男」
第3章 魔女狩りと魔女裁判
 1――魔女狩りの発端
 2――ドイツの魔女裁判
 3――子ども魔女裁判
 4――インターメッツォ
第4章 ヒトラー・カルトと集団妄想
 1――ヒトラー・カルトの生成
 2――ヒトラー独裁体制の確立
 3――ホロコーストへの道
第5章 カルト集団の生成メカニズムと連鎖
 1――カルト集団の生成
 2――集団妄想を支えたシステム
 3――集団妄想の伝播
 4――集団妄想の連鎖の構造
第6章 ドイツの基層文化とデーモンの噴出
 1――ドイツの基層文化
 2――「笛吹き男」伝説に見る基層文化の残滓
 3――基層文化の習俗と魔女狩り
 4――デモーニッシュなマグマの噴出


浜本 隆志[ハマモト タカシ]
著・文・その他

内容説明

異端狩り、ユダヤ人狩りや魔女狩りの悲劇は、中世から現代にいたるまで、なぜ何度も繰り返されたのか?その真相をカルト発生の観点から読み解く。

目次

第1章 中世ドイツの集団妄想症候群
第2章 ハーメルンの「笛吹き男」と子どもたち
第3章 魔女狩りと魔女裁判
第4章 ヒトラー・カルトと集団妄想
第5章 カルト集団の生成メカニズムと連鎖
第6章 ドイツの基層文化とデーモンの噴出

著者等紹介

浜本隆志[ハマモトタカシ]
1944年、香川県生まれ。現在、関西大学文学部教授。文学博士。専攻はドイツおよびヨーロッパ文化論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かりあ

10
ドイツで過去に起こってきた集団妄想についての本。魔女狩りにしてもユダヤ人虐殺にしても、ヨーロッパの中でドイツがわりかし酷かった。その根底にはキリスト教以前のドイツの土着信仰が関係していたのではという内容。大変興味深く読めた。2017/03/14

ネコ虎

8
中世ヨーロッパの集団熱狂現象の紹介については、歴史の裏面を見るようで興味深かった。魔女狩りはキリスト教の負の側面として恐怖を覚えるが、土着宗教の記憶とキリスト教とのせめぎ合いが背景にあるようだ。魔女狩りが特にドイツで多かったのは、ドイツ文化特有の生真面目さや合理主義(非合理なことを合理的に行う)のためのようでヒトラーにもつながったとのこと。しかしその分析は少し平板に過ぎるように感じられた。2016/03/12

saladin

5
”子ども十字軍”、”ハーメルンの笛吹き男”、”魔女狩り”、そして”ナチス”に至る、ドイツ史におけるカルト的側面を描いている。各々取り上げられたトピックは興味深いが、概説の域を出ていないか。その分わかりやすいが、そこから先は自分で調べ、考察していく方がよいだろう。2019/06/16

蘭奢待

5
ハメルンの笛吹き男、魔女狩り、フリーメーソン、ユダヤ虐殺と、ドイツに通底するカルトについて探求する。 なぜカルトが台頭したか、なぜ人々はカルトに毒されていったのか、どうやって人々をなびかせたのか。中世からのドイツで発生した狂気を多数例に引き、ナチスへと繋がる潮流を考察する。カルト集団の中で生成メカニズム、そして、ドイツの基層文化に関する調査に基づく考察は大変な迫力。非常に興味深い。2017/01/29

さくら餅

5
ドイツにおける集団狂気の歴史。題名にカルトとありますが、あまり関係なかった気がする。人々が集団で盲信する背景を期待したのですが、考察がやや弱い。ドイツの歴史や文化をさらさら読むにはおすすめ。個人的には「笛吹男」の記述がとても興味深かったです。2016/12/21

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