講談社現代新書<br> シュタイナー入門

講談社現代新書
シュタイナー入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061494589
  • NDC分類 169.34
  • Cコード C0210

内容説明

学校を問う!神秘を問う!思想を問う!巨人、待望の入門書。「いのちの神秘の法則性」を説いた思想家シュタイナー。その本質を平明に語り思想史の中で捉えなおす。

目次

第1章 シュタイナー教育の実際―自由ヴァルドルフ学校からの問いかけ(「エポック授業」と「八年間一貫担任制」;子どもの自由と教師の権威 ほか)
第2章 シュタイナーの生涯(独学のスタイルの確立―若き日のシュタイナー(1861‐1890)
模索の三十代―誠実ゆえの大混乱(1891‐1900) ほか)
第3章 シュタイナーの基礎理論―『神秘学概論』を手がかりとして(認識論―シュタイナーの学問方法論;人間論―「物質体」「エーテル体」「アストラル体」「自我(私)」 ほか)
第4章 思想史の中のシュタイナー―思想史的測定の試み(思想的背景―「認識論としてのゲーテ」と「神智学」;同時代の思想状況の中で ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

27
「シュタイナー教育は(例えば、正解を効率よく求めるのではなく、解を求めるプロセスを考えること[創造性]に重きを置いていることから)歓迎されるが、その思想は(神秘主義で、オカルト的であることから)敬遠される」と云う教育学者の著者が、啓蒙のためにシュタイナー教育、シュタイナーの生涯、理論、思想背景、思想状況を概観し、情報として提供した本書。広く浅くという内容。仏教でいうところの密教の考え方に近いといわれるシュタイナー思想。もっと深く知りたいという強い思いに駆られた。巻末の参考文献が有難い。2013/12/24

デビっちん

22
シュタイナー氏の本、読んでもわからずなので入門タイトルを読んでみました。自伝を読むよりも、氏の著者の位置づけや立ち位置がわかったのが有益でした。超感覚的世界を理性的に認識し、自然科学の方法で超感覚的世界を認識することを軸に読み進めていきたいと思いました。次は神秘学概論を読んでみます。2019/12/10

佐島楓

20
第一章「シュタイナー教育の実際」をメインに読んだ。研究者の視点からこのトピックについて読むのはこれが初めて。やはり日本の一般的な学校の方向性とは相容れないだろうし、教師に負担がかかりすぎる。それでも一回授業を体験できたら面白かったろうなあと思う(母校の小学校で担任をしてくださった先生が、この教育法に関して執筆なさっていたことをのちに知った。児童に嫌われる要素がまったくない素敵な先生だった)。2014/04/20

デビっちん

16
再読。「物質世界に関する近代自然科学の有効性」を否定することなく、同時に「目には見えない霊的(精神的)な体験の確実性」を求めてゆくこと。これを軸にして氏の本を読んでみると少しは理解しやすいのでは?と感じました。2021/02/04

シルク

9
おおう。これほんま、借りてきて(図書館で)良かったー。これこそほんま、読んで良かったと今思う。ルドルフ・シュタイナーというひとは、初めて知った学生の時から、わたくしにとって神秘的で、なにやらふわふわと夢見心地。虹色、玉虫色に、パステルカラーの色味を変える、彩雲みたいな印象。よく見ようとすればなんだかぼやけ、諦めて目線をはずすと急にハッキリ見えてくるような。自由ヴァルドルフ学校の、何週間もひたすら算数だけ、次はひたすら国語だけというエポック授業も。歌をうたい、笛を吹くことから始まるその朝も。パントマイム→2020/07/18

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